三岸好太郎美術館@札幌
モダニストの「蝶」をテーマに詩人 安西冬衛と三岸好太郎の響き合うポエジー。
冬衛の
「てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた。」
という詩は、中学一年生の初めての現国授業で学び、深く印象に残っていました。
札幌出身の画家、三岸好太郎は31歳で夭逝。
冬衛と直接会いまみえる機会は無かったようですが、視覚詩「蝶ト貝殻」を読むと詩への造詣の深さに驚く。
好太郎の「海洋を渡る蝶」、「海」には冬衛の詩のエッセンスが感じられ興味深く。
もともとは、"韃靼海峡"ではなく"間宮海峡"として発表され、後に変更されたとか。
圧倒的に韃靼海峡が善き。
好太郎の「飛ぶ蝶」が今回のメイン作品です。
冬衛の詩
「私は蝶をピンで壁に留めました-もう動けない。幸福もこのやうに。」
蝶という儚く美しく実態のない"幸せ"というものは、壁に留めたら命を失ってしまう。
標本箱に残るのは輝きの残像。
なんて切ない言葉でしょうか。
一方、好太郎の蝶々たちの方は、一匹の碧い蛾が、虫ピンを逃れて飛び立とうとする瞬間を描かれており。
表すのは、失った幸せなのか、逃れる側の幸せなのか。
美術館で37年ぶりに冬衛の詩に邂逅し、三岸好太郎という画家を知り、詩と絵画という大好物のマリアージュに想いを馳せる幸せな時間。
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