額(おでこ)を丸くする治療の症例解説です。治療モニター患者さんの症例です。モニターさんなので、写真多めです。
(通常この治療のモニターさんは、募集していません)
20代女性。元々おでこの形は綺麗ですが、写真を撮った時など、顔を横や斜めから見ると、鼻と顎のラインが綺麗に出ている分、おでこのボリュームが足りない、凹んで感じるとのことで治療を希望されました。
症例写真
中央のラインに少しの凹みがありますが、顔全体に対するおでこの広さや、形はこのままでも問題ない状態です。ただ、鼻筋とのバランスを考え自然な形である「ナチュラルカーブ」を作成することにしました。
また、おでこが出過ぎた「コブダイ」みたいにはなりたくないと強く主張されていたので、膨らませるポイントを計算して、慎重にバランスを見ながら注入してました。韓国でされた症例写真にこのようになっている方を多く見られたようです。
(Wikipediaより)
「理想的な美しく可愛いおでこ」である「ナチュラルカーブ」の状態になっています。ご本人さんには直後の状態を気に入ってもらえましたが、もう少し量を入れた「ドールカーブ」にもご興味を示されていました。ただ、入れすぎるよりは自然な状態にしようとこの程度で終了しています。
麻酔はブロック麻酔を行い、ほとんど無痛の状態で行いました。
治療直後ですが、凸凹はなく、滑らかな状態です。モニターさんの感想として、「自然できれい、チャームポイントになった。他院では、自分でマッサージしてくださいって言われたと聞いたことがあったけど、直後から滑らかでマッサージの必要ないですね」と言われ笑顔で帰られました。
額のヒアルロン酸注入について
・顔のヒアルロン酸注入の中で、額は比較的難易度が高い部位と美容外科の教科書には記載されています。ただ、凹んでいるところを埋めるのではなく、滑らかな卵型のカーブを描く様、さらに凸凹にならない様に丁寧に治療を行う必要があります。韓国や、上海で多くの額の治療を経験し、海外の学会での額の治療を勉強する中で私なりに理想的な方法を考えました。
・東洋人にとってどの様なおでこの形が美しいか、患者さんのおでこがチャーミングポイントとなり、美しさが最大限に引き出せる様考えて、形や量を調整しています。
韓国では、美人コンテスト優勝者が一般女性よりおでこのボリュームが多いという報告があります。しかし、私は、多ければ美しいというわけではなく、顔全体のバランスを見て、必要あればおでこのボリュームを増すことで美しさを引き出せると考えています。
・痛み対策のため、麻酔は神経ブロックを行います。ほぼ無痛の状態で治療ができます。
・通常は注入部位は、おでこの見えるところではないので、おでこには、傷はありません。今回は、おでこの見える部位から注入しています。
・治療は丁寧にかなり時間をかけて行います。
・注入に使用するヒアルロン酸は吸収されるまでの期間が長く、額は吸収されにくいので、1、2年以上長持ちします。
・雑に入れたり、やり方を間違えると直後から額が凸凹しており、患者さんにも1週間程度マッサージを指導しているクリニックもありますが、正しく行うと、治療後にマッサージは不要です。他院の症例や海外での学会発表などから正しく行うことが難しい治療であると言えます。
・私の方法は、韓国で脂肪注入を専門に行っているドクターの方法を参考に、一部アレンジして行っています。
・ヒアルロン酸注入以外に、ご自身の脂肪を使って行う額へのマイクロファット ・ナノファット注入も行っています。(鹿児島院、福岡院)
額のヒアルロン酸注入に関するYouTube動画です。治療翌日に撮影しています。
過去に日本アンチエイジング外科学会でこの治療について発表やライブサージェリーを行いました。
治療概要、合併症について
治療概要
額へのヒアルロン酸注入。
使用量は1.5ccです。
・皮下出血(ほぼありません)
・むくみ(翌日にかけ、やや目元がむくむことがあります)
・腫脹(ほぼありません、飲酒や激しい運動はしばらく控えてください)
・感染(ありません)
・塞栓症(ありません)
・凸凹(できるだけ起こらない方法で行っており、ほぼありません)
・入れすぎ、足りない(治療後に鏡をご覧になっていただき確認しています)
・傷あと(針穴だけで、おでこの見える部位にはありません)
その他詳しい内容(その他の症例写真、ダウンタイム、料金など) その他のブログ
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