おでこのヒアルロン酸の症例解説です。
症例について
30代女性、額の治療は初めてです。額に小さなしわがあったのと、当院院長のおでこを実際に見られたため治療をしたくなったそうです。
症例写真
(症例写真へのご協力誠にありがとうございます)
治療前から治療直後
(上)眉毛のラインの上に少し凹みがあり、波打った形です。
(下)治療直後
今回は、やや強調した「ドールカーブ」になるよう行っています。おでこを強調し、おでこがその方の「チャームポイント」になるよう仕上げた、よりアグレッシブな治療方法です。
治療のポイント
元々おでこの形が綺麗で、眉毛のライン上一部のみ凹んでいましたので、ヒアルロン酸2本(2cc)と少ない量で「ドールカーブ」が形成できていいます。
額のヒアルロン酸注入について
・顔のヒアルロン酸注入の中で、額は比較的難易度が高い部位と美容外科の教科書には記載されています。ただ、凹んでいるところを埋めるのではなく、滑らかな卵型のカーブを描く様、さらに凸凹にならない様に丁寧に治療を行う必要があります。韓国や、上海で多くの額の治療を経験し、海外の学会での額の治療を勉強する中で私なりに理想的な方法を考えました。
・東洋人にとってどの様なおでこの形が美しいか、患者さんのおでこがチャーミングポイントとなり、美しさが最大限に引き出せる様考えて、形や量を調整しています。
・痛み対策のため、麻酔は神経ブロックを行います。ほぼ無痛の状態で治療ができます。
・注入部位は、おでこの見えるところではないので、おでこには、傷はありません。
・治療は丁寧にかなり時間をかけて行います。
・注入に使用するヒアルロン酸は吸収されるまでの期間が長く、額は吸収されにくいので、1、2年以上長持ちします。
・雑に入れたり、やり方を間違えると直後から額が凸凹しており、患者さんにも1週間程度マッサージを指導しているクリニックもありますが、正しく行うと、治療後にマッサージは不要です。
・私の方法は、韓国で脂肪注入を専門に行っているドクターの方法を参考に、一部アレンジして行っています。
額のヒアルロン酸注入に関するYouTube動画です。治療翌日に撮影しています。
治療概要、合併症について
治療概要
額へのヒアルロン酸注入
使用量は2ccです。
合併症、副作用、リスク(カッコ内は私の経験)
・皮下出血(ほぼありません)
・むくみ(翌日にかけ、やや目元がむくむことがあります)
・腫脹(ほぼありません、飲酒や激しい運動はしばらく控えてください)
・感染(ありません)
・塞栓症(ありません)
・凸凹(できるだけ起こらない方法で行っており、ほぼありません)
・入れすぎ、足りない(治療後に鏡をご覧になっていただき確認しています)
・傷あと(針穴だけで、おでこの見える部位にはありません)
その他詳しい内容(その他の症例写真、ダウンタイム、料金など)
当院ヒアルロン酸注入のHPへ
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