セイコリフト(左右合計6本)とヒアルロン酸を3本(3cc)注入し若返り治療を行いました。
ヒアルロン酸は額をメインに、顔に少しずつ入れています。
症例写真をいただきましたので、解説します。
(症例写真へのご協力ありがとうございます)
30代女性
顔の治療歴はありません。
症例写真
糸のリフトについて
・ただ引き上げるのではなく、引き上げる方向や引き上げる部位を細かくシュミレーションを行い、「自然な卵型の輪郭」ができる様に糸を入れてます。
・面長に見える場合は、実際に顔の縦方向の距離は変わりませんが、糸によるリフトで、脂肪の位置を変えることで改善することができます。
・一度に大量の糸を入れることで効果を上げるという方針のクリニックが多いですが、糸は吸収されるもので、効果は長期に及ぶものではありません。糸の治療だけで100万円近くになるクリニックもあると聞きます。私は、少ない本数を時々(半年〜2年)行うことをお勧めしています。
・セイコリフトで使用している糸は、PCLという素材で吸収されるまで2年程と言われています。吸収されるまでの間に、コラーゲンが糸の周囲に生成されますので、長期的な効果が期待できます。当院では、吸収される期間が半年程度のPDO素材のセルフロックの糸による治療も行っていますが、長期的な効果を望むのであればセイコリフトの方がおすすめです。
・韓国では、国の認可の関係もあり未だにPDOによる糸の治療が多いのですが、徐々にPCL素材の糸も増えてきています。日本では医師の裁量で海外から糸を輸入できるので、PCL素材の糸の治療が増えています。吸収されるまでの期間が長くなると、副作用が起こった場合も長続きすることも考えられますので、安全性をしっかり考慮して行う必要があります。
・糸のリフトでも使う糸の素材や種類、治療主義によって結果は大きく変わります。詳しくはカウンセリングの際にお話ししています。
額のヒアルロン酸注入について
・顔のヒアルロン酸注入の中で、額は比較的難易度が高い部位と美容外科の教科書には記載されています。ただ、凹んでいるところを埋めるのではなく、滑らかな卵型のカーブを描く様、さらに凸凹にならない様に丁寧に治療を行う必要があります。韓国や、上海で多くの額の治療を経験し、海外の学会での額の治療を勉強する中で私なりに理想的な方法を考えました。
・東洋人にとってどの様なおでこの形が美しいか、患者さんのおでこがチャーミングポイントとなり、美しさが最大限に引き出せる様考えて、形や量を調整しています。
・痛み対策のため、麻酔は神経ブロックを行います。ほぼ無痛の状態で治療ができます。
・注入部位は、おでこの見えるところではないので、おでこには、傷はありません。
・治療は丁寧にかなり時間をかけて行います。
・注入に使用するヒアルロン酸は吸収されるまでの期間が長く、額は吸収されにくいので、1、2年以上長持ちします。
治療概要、合併症について
・腫脹 (数日出現する場合があります)
・内出血 (ほとんどありません)
・疼痛(本数や部位によります。数日出現することがあります)
・左右差(元々の左右差が大きい場合は、糸のリフトだけで左右差を整えることは難しいです。元々の左右差がない場合は、ほとんどありません)
・感染(幸いありませんが可能性としてはあります)
・口元の違和感(数日あります)
・ 糸が触れる (ごく稀にありますが、異常な状態でないことがほとんどです)
・ツッパリ感、引きつり感(数日あります)
・皮膚の凹み(ごく稀にあります。必ず治ります)
・紅斑 熱感 (ごく稀にありますが、数日で治ります)
セイコリフトやヒアルロン酸、その他のページ
ヒアルロン酸シリーズ
こだわりの目の治療
一番人気の糸リフトなど若返り治療
筋肉を鍛えて脂肪を落とす
YouTube動画
クリニック、SNS