★テロ後5日目のパリ La vie continue à Paris. | 岩本麻奈 オフィシャルブログ 『はだぢから開発室・分室』 Powered by Ameba

★テロ後5日目のパリ La vie continue à Paris.

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撮影:松永もえちゃん  襲撃現場に置かれるキャンドル

 

パトカーのサイレンが過ぎるたびにドキリとします。ニュース速報に目を凝らします。なにかに構えるような感覚、しばらくは続くのでしょう。それはそれでしょうがないのです。

太陽は暖かな日差しを投げかけています。国民的な服喪も明けました。殆どの市民活動が以前と同じように機能しています。週末にはシャンゼリゼのクリスマス市も再開して、イルミネーションの明かりと温かいホットワインが、冷たくなった心と身体を温めてくれることでしょう。

 

メディアではテロには屈しない、市民たちの意志表明が続いています。印象的だったので感動したのが、惨劇現場のバクタラン劇場前でインタビューに答える、瀟洒な身なりの7、80代のマダムの言葉でした。

 

このマダムの言葉こそパリのエスプリです。


「痛ましい死に対しては花をたむけなくてはいけません。そしてとても大切なことがあります。ヘミングウェイが言っていたように、パリは祝祭の街――彼の最初の妻との回想録である『移動祝祭日』で、愛とモードと美食と芸術の街であるパリの生活が叙述されている――なのです。わたくしたちは、長い歴史と高い文化意識をもった市民なのです。」

 

カメラを見据えて、強い口調で彼女は続けます。


「そして、わたくしたちは500万人の自由に穏やかに信仰しているムスリムと連帯しなくてはいけません。1万人の殺戮者のために、共に戦います。アラーの名において。」