このブログを始めた当初から、私の発信のベースは「合う場所で、合う仕事をしよう」といった内容でした。
これは職種とか世代とかは関係ないと思う。
でも、世代によって時代背景みたいなものは全然違うだろうなと思ったのです。
今回は30代後半~50代前半という世代を考えてみます。
なぜ30代後半~50代前半なのか
気付いた方もいるかもしれませんが、現在この年齢にあてはまる人というのは、就職氷河期世代なんです。
みんながそうという訳ではないけど、あまり就職に関しては恩恵を受けられていない。
アカデミック分野でも、ポスドク問題というのがありました。
この年代が学生だった頃、博士課程の門戸が広がって、以前より博士課程に入りやすくなった。
でも出口対策がなかったから、博士号取ったけど就職先がないというポスドク(Post-doctoral fellow)が溢れた。
このとき、きちんとしたポスドク研究員のポジションに就けた人もいるけど、そうじゃない場合は、研究補助とかのパートタイムとして大学に籍を置いて、研究しながら職を探すみたいな人もいた。
そして、この世代は就学中から、いろいろ変化に対応していた世代でもあるのです。
土曜日に授業があった状態から、週休2日制へ。
さらに学習要領も変更されて、今30代後半の人はゆとり世代とか呼ばれていた。
でも、就職氷河期の影響も受けているから、別にゆとりでもなんでもないって思うよね。
この世代というのは、人口減少が本格化する前だから、人口ボリュームとしてはそこそこある。
ちなみに、私もこの世代に入りますが、中学校のとき私の学年は8組まであったんです(今思うと多い)。
妹のときは6クラスになった。
その後多少の増減はあったとしても、増えているってことはないだろうから、今は4クラスなのか、3なのか。。。(あなたの学校はどうでしたか?)
組織で見た30代後半~50代前半
世代人口が多くて、就職面であまり恩恵を受けられなかった世代。
だからかどうか、「私が先」、「私の方が上」という考えの人が組織の中だと結構いると思います。
いわゆるマウントです。
こんな考え極端だし、こじつけかもしれませんが、思い当たる節がある人もいるでしょう。
もちろん、世の中こんなブラックな組織ばかりじゃないし、まともで誠実な人もたくさんいます(私はそんなあなたを応援しています)。
ただ、だからこそやっぱり自分に合う場所で、合う仕事なんです。
あるいは、さっき言ったようなマウント取るタイプの人がいる組織でもうまくやっている人というのは、そういうことをスルーできる能力があると思います。
年齢ってあまり関係ないかもしれないけど、30代後半から50代前半って、働き盛りでもあり、今の仕事を深めていくことも、キャリア変更もまだまだできる世代と言えるかもしれません。
自分を振り返ってみて、どんなことを考えましたか?