東山魁夷の日本画が一堂に集まったのを見たのは

これが初めて

どの絵にも漂う静寂な空気が感じられ

今日はその中でも特に私が感銘を受けた絵を抜粋しました

 

東山魁夷が訪れた北欧で出会った景色

特にスエーデンで見た風景に

彼は大きな感動を受けて描いたのが

この「映像」という絵

 

東山が好きだった志賀高原とよく似た白樺の森が広がり

その姿を映した鏡のような入江

 

私のこんなチャチなブログでご紹介するのは

大変僭越ではありますが

静寂が伝わって来る絵画です

 

そして、

足が動かなくなるほど感動した1枚は

「冬華」

冬の静澄な静寂感がこの絵から伝わってくる

なんという美しさキラキラ

 

霧氷に覆われた半円形に枝を広げる1本の樹の

夢幻的な世界が描かれています

 

「水辺の朝」は

葦の穂が揺れる湖の向こうで草を食む白馬

東山魁夷の頭の中の風景を描いた絵にもかかわらず

静寂なこの風景の中で

葦の穂が音もなく揺れ、

白馬の草を食む音が静に響いているのが

鑑賞者の私に聞こえるような錯覚を起こす絵でした

 

そしていよいよ

見たかった唐招提寺の障壁画

その周囲の部屋5室に奉納された東山魁夷の襖絵は

それはそれは圧巻でした

 

鑑真和尚は

中国から日本へ5度に渡って海難事故に遭いながら

苦労を重ねて来日しています

 

日本にやっと辿り着いた時には

海難事故のために目が見えなくなっていたのだそう

鑑真和尚はそんな苦労を重ねてやっと来た

その日本の景色を

見ることが出来なかったのです

 

その和尚に見せてやりたい美しい日本の風景を

東山魁夷はあの東山ブルーで描きました

白波立てて寄せるブルーの美しい日本の海

 

深い森に覆われた日本の美しい山

 

そして

鑑真和尚の像が祀られている部屋には

鑑真和尚がもう二度と帰ることはなく

また見ることもない和尚の故郷揚州の風景を

題して「揚州薫風」

 

下は実際の唐招提寺のお部屋の写真

会場にこの写真はなかったのですが購入した本に

載っていたので

それをご紹介しています

 

東山魁夷の静で熱い魂を感じる

障壁画でした

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