4年間、私が顧問をさせていただいたヘルスプロモーションの取り組みで、宮崎県串間市の「ハッピー串間市民大学(3年制の市民大学)」と、その卒業生たちが自律的にヘルスプロモーションに取り組む「ハッピー串間つながり隊」があります。

 

 

行動科学の理論に基づき、エンパワメントをするようにデザインされた教育を3年間受けた後に、自律的に活動していくという特徴を持つこの取り組みは先駆的、かつ効果的で、国立がんセンターや青森県立保健大学などの視察を受けたり、2010年に、専門誌『保健師ジャーナル』(第66巻、第7号)に、8ページにわたって(591~593ページと636~640ページ)、取り上げられたりしました。

 

 

英語の論文を、串間市の保健師の川崎紋美子さんや谷口いづみさんと一緒に書いたり、

日本語の論文は、私が代表してまとめたりして、学術的な広報活動もしました。

 

この13年間、「ハッピー串間つながり隊」は自律的かつ創造的に素晴らしいヘルスプロモーション活動に取り組まれ、串間市に貢献されてこられましたが、

 

 

このたび高齢化などにより、解散することになりました。

 

解散式にお招きいただき、私もオンラインでご挨拶したのですが、つながり隊や串間市の保健専門職の皆様のお顔を見て、懐かしさでいっぱいに!

(様々な想いが溢れてしまい、画面上で一緒に写真を撮るのを忘れたことが唯一の後悔です。)

 

私のヘルスプロモーション人生のなかで、「ハッピー串間つながり隊」は間違いなく、私の誇りです。

 

「ハッピー串間つながり隊」という組織は解散しましたが、ヘルスプロモーションの文化は確実に醸成されているはず。

 

今後は別の形で、人とつながり、幸せの輪を広げていかれることでしょう!

 

 

串間の皆様とのご縁がつながれたことに心から感謝しています。ありがとうございました!

 

さいごになりますが、エンパワメントは緊急事態下のリスクコミュニケーションでも不可欠です。

 

緊急事態下では、リスクアセスメントや危機管理対策の実施が適切になされているのかとリスクマネジメントが疑問視され、不信感をもたれやすいため、信頼を構築し、エンパワメントへとつなげることが重要なのです。

 

では、それをどうやるのか?

 

やり方は、新刊著書『公衆衛生の緊急事態にまちの医療者が知っておきたいリスクコミュニケーション』のp90~92、p153~157にも書いておりますが、

 

 

 

出版記念セミナーでもお話いたしますので、ぜひ直接、お聞きください!

 

 

皆様と直接、エンパワメントやリスクコミュニケーションについてお話できますのを、楽しみにしております!!