英国籍の大型客船「ダイヤモンド・プリンセス号」で新型コロナウイルス感染症のアウトブレイクが起きた2020年2月、そのリスクも治療法も不確実性が高く、ワクチンもないなかで、検疫現場の責任者として対応の指揮をとられた、当時の厚生労働副大臣、橋本岳衆議院議員と面談いたしました。
実は、ダイヤモンド・プリンセス号のアウトブレイク対応の翌年、橋本議員に、今後のコミュニケーション体制について専門家としてのヒアリングを要請いただき(-- その時の私の提言が、橋本議員の御著書『新型コロナウイルス感染症と対峙したダイヤモンド・プリンセス号の四週間:現場責任者による検疫対応の記録』のp162~165に掲載されています)、
このヒアリング時の対話により、この分野を発展させなければという使命感がより高まり、それが新刊著書『公衆衛生の緊急事態にまちの医療者が知っておきたいリスクコミュニケーション』(医学書院)執筆の後押しにもなりました。
公衆衛生の緊急事態におけるリスクコミュニケーションは、緊急事態のたびに新たな学びを得て、発展するものです。
このため、対応後に、振り返り、学びを得て、改善し続けるための対話が重要です。
対話の機会を、継続的にいただけていることに、感謝しております。
ところで、対話と言えば、12月18日(日)に開催される、私の新刊著書『公衆衛生の緊急事態にまちの医療者が知っておきたいリスクコミュニケーション』出版記念セミナーでは、受講者の皆様との対話を通して、緊急事態下のリスクコミュニケーションの学びを深めていく予定です。
多様な組織と協働している健康リスクコミュニケーション学者であ
緊急事態下のリスクコミュニケーションの基本を学び、お互いの世界観や情報を共有し、学びをさらに深めていきましょう!
詳細は、以下のサイトをご覧ください。