昨日は、新刊著書『公衆衛生の緊急事態にまちの医療者が知っておきたいリスクコミュニケーション』(医学書院)の出版記念講演会を開催してくださった京都大学で会議。
多くの議題が次々と迅速に決まっていき、すごく有意義な会議でした!
さて、そんな新刊著書『公衆衛生の緊急事態にまちの医療者が知っておきたいリスクコミュニケーション』の概要の続きをご説明しましょう(前回までの概要説明 → Part1、Part2、Part3、Part4、Part5)。
今日は、Part6『対立しがちな場面でのコミュニケーション』。
これで概要説明シリーズは、最終回となります。
衝突と葛藤が生じやすい有事。
正確な情報と虚偽情報が入り混じりながら飛び交う情報の氾濫ともいえる状況も起きやすいため、誤った情報により市民の意思決定や危機管理が妨げられないように虚偽情報への処理対応が求められます。
とはいえ、目の前にいる住民らが現に虚偽情報を信じていることが判明した場合、どのように対話をすればよいのかわからない、ということはありませんか?
(SNSで対話ではなく、対立している方々をよく見かけますが、それでは互いをわかりあえません。)
また、医療現場で接する患者さんは、リスクに対して脆弱であるため、リスク情報を特に正しく理解してもらう必要のある人たちですが、認知機能が衰え限定的な理解しかできない患者さんたちもいますよね。
そうした患者さんも含め、リスクの高い人びとに何をどのように話していけばよいのでしょうか?
本書Part6では、こうした難しいコミュニケーションについて紐解いています。
対立を招くことなく、本人にとってよりよい方向への変化が生じるように働きかけ、情報に基づく意思決定へとつながる機微に聡くコミュニケーションを目指しましょう!
「でも・・・ 自分のまわりの人がこんな虚偽情報を信じていて、どうしていいのかわからない。どうやって対話を進めたらいいの?」
そんな具体的なお悩みがある方は、12月18日(日)開催の、『公衆衛生の緊急事態にまちの医療者が知っておきたいリスクコミュニケーション』出版記念セミナーにぜひお越しください。
双方向性をもたせた対話型で受講者一人ひとりの関心に合わせた内容を深く掘り下げていきますので、きっとあなたのお悩みや疑問も解決されるはず!
詳細やお申込みは、以下のサイトをご覧ください。