さゆりちゃん

 

今、ママがものすごく懸念していることは、あなたの将来的な拠点についてです。

 

日本にも転勤族という言葉があるけれど、うちはまさにそれです。しかも日本国内だけではなく世界的に、そしてそれはパパが仕事をしている限り今後も続くと思う。パパはインド出身、ママは日本出身、さゆりが生まれたのはアラブ首長国連邦で、4歳の現在まで海外暮らし。もしかするとすごく魅力的な境遇と捉える人も多いかもしれない。でも、自国に拠点がなく、海外を転々としている親としては不安なことが多い。

 

まずはメリット(現時点でそう感じること)

  • 民族と文化の多様性を感じられる
  • いろんな国の友達ができる
  • 英語での生活に慣れている

 

デメリット(今後の不安)

  • 日本人としてのアイデンティティが薄い
  • 日本特有の奥ゆかしさ、空気を読む文化に馴染まない
  • インターに通っているので、日本語の読み書きが遅れる
  • 緊急時に頼れる家族が近くにいない
  • 友達ができても親の転勤で長く続かない
  • 一人っ子なので親が死ぬと一人ぼっち(海外関係ないけどこれが一番心配、でも兄弟は作ってあげられない)
デメリットを解消してあげたいけれど、どうにもならないことばかり。ママが出来ることは、今後さゆりが大きなって困らないように、強くたくましく自立した人間になれるようにサポートすること。将来、パパとママがいなくなっても、どこに住んでいても、自分の世界を切り開いていけるように、新しい家族や大切な友達ができるようになってもらいたい。
 
さゆりならどこへ行ってもきっと大丈夫だって信じてるよ。