今回の「金春流シテ方 山井綱雄師」のインタビューの4回シリーズは、大変ご好評をいただいております。

 

「面白い記事をありがとう」というコメントがFBでも寄せられております。

又、これを機会に、能楽を見に行くというコメントを寄せてくださった方もおられます。

確かに、第一篇で話してくださった「能楽はマインドフルネス」という視点は、持っていませんでした。目から鱗でした。

又、第三篇で取り上げた、山井さんが一番感動した、金春流79世宗家金春信高先生の渾身を振り絞っての「関寺小町」の話は、鬼気迫るものがあります。倒れても倒れても舞おうとし続ける中、後ろの地謡の方はその非常事態にもかかわらず、謡い続ける。そんな普通には、聞く事ができないエピソードを語って下さった山井さんには感謝感謝です。

 

第四篇では、「ただ古い物を守っていくだけではダメだと思います。古きを訪ねて新しきを知る。まさに温故知新の精神が必要だと思います。」と、語られた山井さんの熱気を、このインタビュー記事が読者の方に伝えられたかと心配になります。

 

このブログは、「和紙はお好き?」という和紙のネットショップのブログですが、和紙だけにはこだわらずに、日本の和の芸術、様式、古典芸能など、又、和にもこだわらずに、色々とジャンルを広げて、「いかにして、昔からあるものを後世に伝えていくか?」という視点で今後も取り組んでまいります。その中で、違った分野で活躍されている方の取り組み方が、他のみなさんの一助になればと思います。

 

山井さんには、二回もインタビューのお時間を取っていただいただけでなく、公演でお忙しい中での記事のチェックなど、本当にありがとうございました。今後のご活躍を祈念いたします。最後になりますが、今回、山井さんを私どもに紹介していただいた御手洗さんには、お礼の言葉もありません。今後とも、宜しくお願いいたします。