こんにちは。
今日のテーマは他人の正しさへの自信です。
人と正しさで争ったり、自分の正しさを他人の正しくなさを根拠にしてしまう時に陥りやすいのが、
自分の正しさへの自信を手にして、
他人の正しさへの自信を失ってしまう
と言う状態ではないかと思います。
正しさをどちらか一方だけで独占しようとしたり、
どちらか一方が正しいので、
その反対の相手は正しくないに決まっていると思い込んだり、
正しさを競ったり、正しさを奪い合ったり、正しさを分け合うのではなく、独り占めしようとしたり、正解が一つしかないと信じ込んだり、正しさで一位になって表彰されようとしたり、自分だけのものにしようとしたりすると、
自分以外を正しくない事にしなければ、
成立しない状況を作り出し、
どちらか一方だけでが正しく、
それ以外は正しくないと言う判断を下さなければいけない状態を作り出すと思います。
でも、正しさは自分だけでなく、お互いがそれぞれの立場で正しくてもよく、
一人で独占しなくてもよく、
お互いの正しさを信じる事が出来れば、
ずっと自由にいられると思うのです。
自分の正しさへの自信だけでなく、
他人の正しさへの自信も失う事なく、
それぞれの立場で、
それぞれの景色から見える正しさに、
自信を持つ事ができる気がするのです。
例え相手が間違えているように見えても、
今のその人の学びにはその行動や考え方が必要であり、
その道を通らなければ辿り着けない結論に至るには、
ある種の選択の正しさが含まれている事もあり、
正しく生きる為でなく、
正しさは何かを学ぶ為に、あの世で決めて来た行動を許可を得てしているのだと思えば、
その問題を克服するための出来事を相手は経験しているのだと思えると思うのです。
この世は正しく生きるための場所と言うより、
正しさとは何かを、時には間違いを通してでも学ぶ場所であり、
暮らしの場としての星と言うより、学びの場としての学校のような役割があるのかなと個人的には考えています。
根底にあるのは自由意志であり、
本当にその選択をして幸せになれるのかは、
実際に試す場所が必要なわけで、
その意志や決意を通して現れる現実を実際に体験してみるのが、
この星の役割や生まれて来た目的の一つな訳で、
ある種の実験場でもあるわけです。
自分の出した結論と、他人の出した結論が同じである必要もなく、
どんな経験も、それ以外の経験を支えて、輝かせる可能性も秘めているし、
他人なりの目的と、答えを出す事を信じてあげる事が可能だと思います。
なのでもう一度自分の正しさへの自信を手にする過程で、
他人の正しさへの自信を失ってしまっているのなら、
再び他人の正しさへの自信も取り戻してみて欲しいと思います。
他人にも判断する力があり、
段階や目的によって、
その人なりの正しさを持っている事を信じて、
今の彼には必要なものだ
今のその人にはそれは正しいのだ
と信じて、
正しさを分け合うようにしてみてはどうかと思います。
そうしないと他人が間違える事をあなた自身が決めている状態、
他人が間違う事をあなたが決めてしまっている状態、
他人の間違いを決心によって力を貸している状態を作り出してしまうのではないかと思うのです。
他人への正しさへの自信をもし失ってしまっているのなら、
再びそれを取り戻す決意をしてみてはと思います。
自分の正しさだけでなく、他人の正しさも信じてみる。
何か響くものがあれば嬉しく思います。
ありがとうございました。