花札・・・八月かいなぁ~。早いよね。。。。 検 月に芒(すすき)・月の満ち欠け・雁
月を観じる・・・月の満ち欠けによって、
時の移ろいを確認してきた・・風流な時代。
太陰暦を用いたので、時間は月によって
表現されました。
陰暦8月15日の中秋、
9月13日の十三夜など、
月を観じるわけです。
この月の花は芒(すすき)です。
「満月に芒」・・・なにか哀愁のある図柄です。
あたかも秋風が吹いているように
感じさせます。
秋の月が人の心を捕えて離さなかったのは、
月が物語る「時の移ろい」は、
夏の盛りを経て冬を予感させる秋という季節が、
「無常」と「ものの哀れ」を感じさせるからでしょう。
この月の札の中にに描かれている
「雁」が飛来してくるのもこの頃です。
江戸中頃の廓では、8月14日~16日に
「月見杯」と称して馴染に杯を贈るという
風習があったそうです。
花札では、「月見酒」といって
「芒に満月」の札と「菊に杯」の札は役となります。