
<2018年3月24日>
パリのオルセー美術館の見学を少し早めに終えて、外へ出て来ました。
目の前をセーヌ川が流れていますが、川岸の広い遊歩道より一段上に道路があるので、
ここからずっと先まで見通すことができます。
斜め向かいの東側に見えるのは、ついさっき行ったばかりのルーブル美術館。

左側に目を転じて西側を視ると、コンコルド広場の観覧車が見えます。

立っていた位置は、オルセー美術館の横をセーヌ川沿いに走る道路の歩道上で、
目の前にこの美術館のシンボルである 「 西の大時計 」 があります。
こちらは時計の裏がカフェになっている方。

立っている位置からオルセー美術館の全貌を見渡します。
向こう側に 「 東の大時計 」 が見えます。

美術館の正面へ戻って来ました。
入場待ちの行列がかなり長くなっています。

美術館の大階段の下、レジオン・ドヌール博物館の脇では
ジャズ系の路上ライヴをやっていました。
大階段に腰を下ろして眺める人が大勢います。
バンドの関係者とおぼしきベレー帽のおばあさんが曲に合わせてダンスをしていました。
気になったのは、その後ろの金髪の長髪の女の子です。

大階段に腰を下ろしてライヴを眺め始めた私たちの目の前にいた女の子。
実はこの子の友達と思われる女の子がもう数人いて、
ヤケにあたりをキョロキョロ見回していました。
手に持っていたのは紙が挟まったバインダーです。

路上ライヴとダンスは続いていて、観客が入れ替わり立ち代わり集まって来ます。
女の子たちはそんな観客の一人に駆け寄ると、バインダーを見せて何やら話しかけます。
一人の女の子が話しかけ始めると、仲間の女の子たちが周りを取り囲んで
それぞれしゃべり始めるパターン。
これを何人にも繰り返しやっていました。
一見、街頭アンケート調査でもやっているように見えますが、限りなく怪しい動きでした。
実際に見えた訳ではありませんが、添乗員さんが注意するように言っていた、
アンケートという形に身を借りた 「 スリ疑惑娘 」 たちに見えました。

そんなライヴや 「 スリ疑惑娘 」 たちを見下ろしていたのが
「 トマス・ジェファーソン 」 の銅像です。
この人の像がオルセー美術館の前にある理由は分かりませんでした。