
<2月11日>
秋田公立美術大学の展示会 「 #もてなし 」 鑑賞。
次の作品は、手のひらに収まる大きさの木製の球体とバチです。

小野晴香作 「 こもっこ 」。
キャプションは
【 時間、空間、気持ちを共有しようとするとき 「 もてなし 」 を行うと思います。】
手に取ってコンコンと鳴らしてみると、それぞれが違う音が出ます。

次も小野さんの作品 「 pulley bell 」。
引き戸の玄関で使うドアベルで、
【 家を訪れる人の多くは玄関で用事を済ませて帰ることがほとんどだと思う。
そんな人へのもてなしとしてドアベルを考案。
短い時間でも鈴の音とくるくるでちょっと楽しい気持ちになってもらいたい。】
ということで、
サブタイトルは 「 家に上がらない来客へのもてなし 」 でした。

次は天井からぶら下げられた作品です。
鈴木結愛作 「 揺木 」。
【 日常での工夫や気配り。
その中から嬉しさや楽しさといった感情が生まれれば、
それはもてなしであると思います。】

次は丸い形をした作品。フォークが添えられています。
竹島美雪作 「 冠せ 」。
「 見えそうで見えない、お菓子に冠せてもてなそう 」 というサブタイトル。
【 私は、安心できる空間を作ることで自然と笑顔になれる、
そんな気遣いがもてなしではと考えました。】

次の作品は小さな木柱です。
山北杏奈作 「 signal. 」。
この木柱をテーブルなどに置いて、仕切りとして使うようです。
【 もてなしとは、時に誰にも気づかれないような 「 さりげない 」 ものだと思います。】
美大生たちが考え、感じた、それぞれの 「 もてなし 」 が形になって表現されています。