
<5月14日>
信州上田の早朝散歩。
上田城址の東虎口から入って本丸跡を突っ切り、反対側まで来ました。
ここにあったのが 「 北西隅櫓 」 です。
上田城には7つの隅櫓と2つの櫓門があったと言われています。
現存しているのは、北、南、西の3つ。
残りの4つは本丸の防御を固めていたと思われ、
北西、西北西、北東、東北東あたりの位置にあったはずです。

「 北西隅櫓跡 」 から掘を見下ろすと、かなりの深さがあります。
上田城の 「 堀 」 は素掘りで、
掘り上げた土を内側に積み上げて 「 土塁 」 にしたとのこと。
つまり、眼下の堀を掘った土が足元の高い土塁になったことになります。

いまは 「 土塁 」 に沿って遊歩道ができており、
「 西櫓 」 へ通じています。

マップで見ると、本丸の西側のあたりをウロウロしていたことになります。

遊歩道を通って、西櫓の下まで来ました。

西櫓の下は 「 二の丸櫓台と煙硝蔵 」 の跡地。
二重三重の守りを櫓で固めていたのと、
近くに火薬庫もあったことになります。

白壁の蔵のような建物。

「 本丸西虎口 」。
虎口というのは敵の侵入を防ぐために門に枡形を造った出入口のこと。
上田城では本丸に東西2ヶ所、二の丸に3ヶ所ありました。

お堀の脇まで来ました。
「 掘の水源 」 についての説明版がありました。
の昔は4kmほど離れた神川から、
現在は地下水を汲み上げて水源にしているそうです。