
<2014年10月24日>
福岡県太宰府市の太宰府天満宮めぐり。
参道から楼門をくぐり、御神牛に出迎えられながら本殿へ向かいます。本殿の両側には大きな梅の木。
“ これがウワサの・・・。”

「 皇后の梅 」 です。当然「こうごう」と読むものと思い込んでいましたが、あとから調べてみると 「きさいの
うめ 」 という読み方があり、こちらが正しいのかも知れません。
貞明皇后が大正時代に植えたそうで、ということは 「 まだ最近 」 のこと。

マップで確認してみると、楼門をくぐって真っ直ぐに本殿へ向かい、まず左側の 「 皇后の梅 」 を見たことになり
ます。マップの色が正しければ、こちらは紅梅。
「 ウワサの・・・ 」 梅は右側でした。

枝ぶりも立派な 「 飛梅 」 です。
菅原道真が大宰府へ左遷されたときに、彼を慕って一夜のうちに京から飛んで来たという伝説の御神木。
901年の話ですから1000年以上も前のこと。ということは、この梅も、当時の梅の木であるはずはなく、
おそらく10代目~15代目くらいでしょうか?

本殿をバックに、飛梅を撮ります。
本殿は905年の建立、その後焼失などを経て現在の建物は1591年小早川隆景の再建と言われているそう
です。五間社流造り、檜皮葺の美しくも威厳のある建物です。

「 梅の種 」 納め所というのもありました。
梅の種には天神様が宿ると言い伝えられており、種を粗末にしないで納める場所。
「 東風吹かば・・・」 の飛梅伝説は、太宰府天満宮のあちこちに飛び、さらには全国各地にも飛んで行ったこと
になります。