
<3月20日>
ポンペイの遺跡めぐりは、明るく開放的なフォロ ( 公共広場 ) から真っ暗な建物の中へ。
「 フォロの浴場?」 のあたりだったかも知れません。
現地ガイドの先導に従いながら、イヤホンを通して聞えて来る添乗員さんの聞きながらの見学で、録音がない
ため、後になると忘れてしまいます。
明かり取りの窓から差し込む光を頼りに歩き、目が慣れて来るのを待ちます。

「 皆さん、窓の下の壁をご覧ください!」

言われた瞬間は判らないものの、目を凝らして見ていると、次第に 「 浮き彫り 」 の形が見えて来ます。
「 ネプチューン 」 の姿です。
「 海神 」 を示すネプチューンはローマ神話での呼び方。ギリシャ神話ではポセイドンになります。

壁に掘られた穴にも、確か意味がありました。
古代のロッカー的な使い方をされた 「 穴 」 もあったそうです。

床に掘られた円形の穴。浴槽でしょうか?

天窓からは明るい光が降り注ぎます。
まさに 「 テルマエ・ロマエ 」 のような眺めでした。