
<3月20日>
ポンペイの遺跡を歩いていると、「 〇△×の家 」「 □×▽の浴場 」「 ×○□の店 」 といった名前が次々に
出て来て、その場では 「 フン!フン!」 と聞いていますが、しばらくするとすっかり忘れています。
それに、碁盤の目ではありませんが、ほぼ規則正しく造られた街の大通りや小路をあっちこっちと案内されて
いると、結局どこをどう通ったのかも定かではありません。
広い通りにまた出て来ました。両側には店が並んでいたと思われる通りです。

一つの店の広さは、これぐらい。日本でいえば 「 市場 」 の感覚でしょうか?
入口には引き戸があったとみられ、溝が残っています。

途中に、やたら目立つ看板がありました。

一部区域は、現在も修復工事の真っ最中です。

立ち入り禁止の修復工事現場の向こうに、ヴェスヴィオ火山が頭を出していました。

こちらにも水飲み場。
ツァーメンバーの一人が、実際に水が出るか試してみていました。

蛇口のところに施された彫刻が特徴です。
もしかすると、この彫刻で区別していて、ここは 「 〇▽の水飲み場 」 なんて名前が付けられているのかも知れ
ません。

立ち止まって、ガイドさんが説明してくれます。

ここは入口の床のあたりに描かれた絵の解説だったと思います。
動物や花の模様が、今でも綺麗に残っていました。
あとから考えてみると 「 ポンペイの遺跡巡り 」 は、スタビア門から入場して、大小の劇場を見、豪邸の一つを
ひと通り廻って、メインである公共広場の方へ行ったようです。