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<9月18日>
 
 長野県塩尻市奈良井。
 
 南側から上町、中町、下町と分かれている旧宿場町を、下町側から歩いて来ました。下町と中町の境目が、
 
「 横水 」 という水場、中町と上町の境目は 「 鍵の手 」 と呼ばれるクランク型の道。
 
 上町に入って少し歩くと 「 中村屋 」 という市の指定有形文化財があります。
 
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 袖壁、格子、手摺り、猿頭、蔀戸などなどが残り、間口が狭く奥に深い、奈良井の町屋の典型が残って
 
います。
 
 建築は天保8年(1837)から14年頃とのこと。
 
 看板は何て書いてあるんでしょう・・・「 櫛売所?」
 
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 塗櫛の創始者、中村恵吉氏の分家にあたる櫛問屋とのことです。
 
 一般公開されていますが、有料です。
 
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 電気のメーターも、修景されていて、景観を壊さないような細かい気配りがあります。
 
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 大戸に付いたくぐり戸をくぐって中へ入ると、土間になっており、仕切りのない板の間の台所になっています。
 
 囲炉裏と鉤と鉄瓶。
 
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 そして 「 竈 」。
 
 私の生家もその昔は、こんなもんでした。記憶は定かではありませんが、寒くて、決して清潔とは言えなかった
 
台所を想い出しました。