
<4月20日>
東京両国の 「 江戸東京博物館 」 は館内のスケールの大きさにまず驚かされます。
それとともに来場者が楽しめるのは 「 実体験 」 できること。
たとえば、江戸の町割りエリアに入ってすぐ右側にある 「 駕籠 」。これは実物大の復元で、実際に乗ることが
できます。駕籠に乗り込んだ状態で記念撮影を撮る人がひっきりなしにいました。

「 大名の駕籠に乗ってみよう 」 で、写真撮影OK!
現在の岡山県津山市を中心とした、美作国を治めていた津山藩で参勤交代のときに使われたものの複製
です。

寛永時代の江戸の町割り図です。
1624年から1645年頃。将軍は徳川家光の時代。今から、かれこれ400年も前に、現在の東京の形が相当
部分できていたことが分かります。

街並みを再現したミニチュアを仔細に見て行くと、当時の空気まで伝わって来るようです。
ところどころに双眼鏡が置いてあって、それで見ると、本当に江戸の街を遠くから覗いているような感覚になり
ます。

拡張を続けた江戸の街。
寛永時代の武家地の拡がりも地図で示されています。400年前ですから、当時は世界でも有数の大都市
だったと思われます。

「 明暦の大火 ( 1657年 )」 の焼失図です。
戦禍や震災での火事を除けば、日本史上最大の火災だそうです。別名 「 振袖火事 」。
江戸城の天守閣はじめ、大名屋敷、市街地の大半を焼き尽くした大火災ですから、その大きさ、広さが分かり
ます。大名屋敷の郊外移転、「 広小路 」 といった防火線道路、土蔵、瓦葺など、「 木の国 」 日本の防火対策
のきっかけにもなった大火災です。