
<2012年12月17日>
「 弾丸Seoulの旅 」 は3日目の朝を迎えました。格安旅行も、この日が最終日。帰るだけです。
“ 月曜の朝は道路が渋滞するので、皆さん、ちょっと早いですが 「 7時 」 集合にしましょう!・・・” と言った
張本人の現地ガイドさんが、待てど暮らせど来ません。
朝の遅いソウルは、この時間はまだ夜が明けていません。薄暗いフロントの前で、一緒のツァーのメンバーは
手持無沙汰気に待つばかり・・・。
ガイドさんは来ないのに、送迎用の大型ワゴン車はちゃんと到着。運転手も困った様子で、一所懸命携帯で
連絡を取り合っていました。

40分ぐらいは待ちましたが、結局、現地ガイドの到着を待たずに、運転手だけで車は出発。
薄靄のかかったソウルの街を走ります。
渋滞を避けるためか、運転手はとにかく裏道裏道を通って、空港方面へ向かいます。「 裏 」 を通るので、普通
に大通りを歩いていれば目につかない、ソウルの街のディープな裏側が良く見えました。
ホテルのあった 「 東大門区 」 は、来た時からディープな雰囲気満載でしたが、一夜明けた朝の様子も結構
凄いものでした。ゴミが散乱し、崩れかけた家や店もあちこちにあり、とくにホテルの近くには中古タイヤを商って
いる店が軒を連ねており、野ざらしのようにタイヤが積み上げられていました。
大通りに出ると、バス専用道みたいな表示があって、バスだけはスイスイ走って行きます。

大統領の命令一下、このバス専用道が造られたそうです。
広い通りの真ん中に設けられた専用線。日本では見かけない、二股に分かれた一方通行のような交通標識も
珍しいものでした。

バス停の脇を通過します。
バス専用線が道路中央にあるため、バス停も道路の真ん中あたり。

東大門の前を通過。
遅れていた現地ガイドさんは、運転手が途中で拾いました。
普段めったに来ることない場所にホテルがあっったため、道に迷ってしまったようです。それだけ、止まった
ホテルがディープな場所にあった証拠。

真っ直ぐ空港へ行くかと思いきや、途中で店に立ち寄りました。
朝早くから、韓国土産店での強制的買い物パターンです。20年ほど前にソウルを訪れたときも、だいたい同じ
ようなパターンでしたが、今でもあまり変わっていませんでした。
到着した日に免税店、帰る日に韓国土産店・・・ある意味、旧態依然としたツァーの中身です。