
<2012年12月16日>
石段を登って、「 勤政殿 」 へ上がります。手すりのような部分に、数多くの彫刻が施されています。

後ろを振り返ると、「 勤政門 」 が見えます。ここの広場だけでも、かなり広い。
「 勤政殿 」 は、国王の即位式や外国使節の接見などが行われた場所。この広場も、豪華に着飾った人達で
何度も埋め尽くされたことと思います。
彫刻は 「 とり 」 でしょうか。他にも、さる、ひつじ、とら、うま、へび、うし、うさぎ、ねずみ、などがあります。
十二支かと思いきや、たつ、いぬ、いのしし、はありません。

内部は、意外にガラン!としていました。
天井が高いせいもあって、かなり開放感があります。真っ赤な列柱が何本も屋根を支え、荘厳な感じになって
います。

王が座る 「 玉座 」 です。
ここは豪華です。基本の色は 「 朱 」 で、緑と金色が目立つ豪華なもの。

横に廻ってみました。
ほぼ四角形に近い建物。

さらに、その奥には 「 思政殿 」。
王様の執務室ということになります。国を司るときには、深く考えて執り行わなければならない・・・という意味
でしょうか。
この 「 思政殿 」 を真ん中にして、左右に 「 千秋殿 」 と 「 万春殿 」 があります。
ただこうして延々と 「 ○○門 」「 ○○殿 」 を見て来ると、次第に全部同じに見えて来ます。内部も殆んど空洞
で、これといって見物するものはありません。
とはいえ景福宮は、まだまだ奥があり、この先にも 「 ○○門 」「 ○○殿 」 が続きます。私も妻も、早朝から
歩き始めたため、ここらでちょっとお疲れ気味・・・。