<8月20日>
「 花輪ばやし 」 の駅前行事。各町内の入場が続きます。
谷地田町に続いて、「 六日町 」 が入って来ました。
昭和54年に再建造された屋台は、伝統の型を忠実に踏襲して、花輪ばやしの屋台の典型とされているそう
です。五穀豊穣と天下泰平の願いが込められた彫りの作者は、中村丑之助さんという彫師の手によるもの。
ここの囃子のリズムは、比較的ゆっくり目です。
次々に入場する屋台を見ていると、囃子のリズムの速いところゆっくりなところ、威勢のいいところ控えめな
ところ、統率が取れているところと自由にやっているように見えるところ・・・などなど、町内によって違いがある
ことが分かります。
個別に見たのでは分からない、違いや特徴が、一堂に会する駅前行事では、比較することができます。
私、個人的には、ここの囃子が一番でした。
威勢よく掛け声を上げながら激しく速く叩くより、ここのように、少しゆっくり目でも息がきちんと合っていて、
刻むリズムが正確な囃子の方が、情緒の豊かさや歴史と伝統の重みを感じます。
また、熱くなる余り、祭り衣裳である浴衣のもろ肌脱いで、上半身裸で叩き続ける屋台も多々ありましたが、
見た目はあまりいいとは思えませんでした。