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<4月27日>
 
 薬師寺の境内は、大きく分けて 「 白鳳伽藍 」 区域と 「 玄奘三蔵院伽藍 」 区域に分かれています。
 
 白鳳伽藍の中心には、有名な東西の三重塔を左右に従えて、金堂がすっくと建っています。二重二閣、五間
 
四面 ( ごけんしめん )、瓦葺で、こちらも各層に 「 裳階 ( もこし )」 がつけられています。
 
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 北側から見ると、右に西塔、左に工事中の東塔。
 
 堂内に安置されているのは、薬師三尊像で、薬師如来を中央に、向かって右に日光菩薩、左に月光菩薩を
 
従えています。白鳳時代を象徴するような、ふくよかで優しい表情と姿は、見ている者を 「 ホッ!」 とさせる
 
ような空気感を持っています。
 
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 金堂の後ろには、平成15年に復興された 「 大講堂 」。
 
 こちらの本尊は彌勒三尊像です。
 
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 ワイド画面に切り替えて写しても、全体が入りません。
 
 間口41mもあるので仕方ありませんね。奥行きは20m、高さ17mの堂々たる建物は薬師寺の中で最大。
 
 唐招提寺では金堂と講堂は、ほぼ同じくらいの大きさでしたが、薬師寺は講堂の方が圧倒的に巨大です。
 
 與楽門~東僧坊~鐘楼~東回廊~東院堂~勧進所~中門~西塔~西回廊~金堂~大講堂と廻って、再び
 
東僧坊を通って與楽門まで戻って来ました。
 
 薬師寺の拝観券は、白鳳伽藍と玄奘三蔵院伽藍の両域が見学できるようになっています。
 
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 時計の針は午後4時を回り、日もだいぶ傾いて来ましたが、せっかくですから、もう一つの伽藍も見に行くこと
 
にしました。
 
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 玄奘三蔵院伽藍へ入ります。
 
 門をくぐって、綺麗に整備された境内へ。人はほとんどいませんでした。