<2018年3月25日>

パリのノートルダム大聖堂で日曜ミサに参列するという貴重な経験をし、

大聖堂をあとにしました。

市が立つ場所にあったレンタサイクルの列を横目に、地下鉄に乗ります。

 

パリの街の中で自動販売機はあまり見かけませんが、

地下鉄の駅には何か所かありました。

 

これはボックス型の証明写真撮影機でしょうか。

パリにもあったこと自体が驚きです。

 

このときは地下鉄4号線で移動しました。

実は、フランスの旅の6日間のうちパリは実質2日間です。

そのたった2日間の間に、ツァーメンバー2人がスリの被害に遭いました。

 

一人目の男性は、リュックを背負っていた方で、添乗員さんから

「リュックは特に危険だから前抱っこする」ように言われていたにもかかわらず

普通に背負っていて、やられました。

地下鉄に乗り込む際に混雑に紛れて数名の若い男の子グループに囲まれ、

電車が発車する瞬間にグループは飛び降りて、空の財布だけが車内に投げ返されて来ました。

一瞬、鳥でも入って来たかと思ったのが財布だった・・・という顛末。

 

2人目の被害者は高齢の男性です。

スリ被害を目の当たりにして、しっかりショルダーバッグを前抱っこしていてやられました。

地下鉄の駅から地上へ向かうエレベーターの中。

私たち夫婦も含めて、ツァーメンバーが乗り込んだところへ、

大柄な外国人男性2人が無理やり乗り込んで来ようとしました。

当然アラームが鳴って、扉は閉まりません。

普通なら後で乗ろうとした2人が諦めれば済む話なのに、

この2人なかなか諦めず押しくらまんじゅう状態となり、

結局諦めて乗らずに、エレベーターは動き出しました。

上階へ上がってエレベーターから降りてみたら、

高齢男性のバッグから財布が抜き取られていた・・・という次第。

 

フランスに到着したときから耳タコになるほど聞かされていた

「スリにご用心」でしたが、結局2人も犠牲になる結果となりました。

このときのお二人の場合、パスポートは無事だったのがせめても幸いでした。