手塚治虫さんが急逝されたのが平成元年(1989)で、
その時点では未完だった本に、他の原稿を加えて刊行したものです。
つまり30年前の内容。
代表作「鉄腕アトム」や「火の鳥」など
手塚さんご自身の作風が「未来予測」的要素が強かった理由が
この本では縷々記されています。
創作の源泉となった世界観や人生観、
生涯をかけて訴えたかったことなど
30年後のいま読んでも、洞察力の鋭さに脱帽します。
最後の一文「宇宙からの眼差しを持て」の内容は
世界中の指導者はじめ多くの人たちに読んでもらいたい気分でした。
【2019年7月19日 読了】
