今日は天理駅から天理ダム、そして竜王山へ登るつもりで出かけた。天理駅は何回か来ている。今日は、天理駅から石上神宮方面に向かうアーケード商店街を歩いてみた。時間が早いせいか、元々人通りが少ないのか、実に閑散としていた。

 

天理市は何回来ても天理教の本拠地の町というイメージ。これ、県外からやってくる信者のための宿泊施設だと思うが、このような建物(詰所となっている)が何十とある。

 

各地方の信者たちの宿泊所と思われる「詰所」も随所にある。

 

これが本山の建物。奈良県以外の人々には天理教と言ってもピンとこない人も多いと思うが、天理駅周辺を歩けばハッピ姿の信者の人たちを至る所で目にする。

 

今回は通り道にある石上神宮にも寄らず、ひたすら天理ダムを目指す。写真ではこのダムの威容は分からないと思うが、これ、相当大きなダム。高所恐怖症の私はダムをこちらからあちらに渡るだけでも足がすくむ。

 

パンフレットに書いてあった竜王山へ行く道が工事のため通行止め。通行止めの場所に立っていたガードマンに道を聞いて大回りをする。大回りは良いのだが、高所恐怖症の私には,このような吊り橋を渡るのは苦手だ。右も左も見ずに道の真ん中をひたすら前だけ見て歩く。

 

この道を行ったまでは良かったが、私は相当方向音痴なのかgoogleマップの見方が下手なのか、またまた通行止めの道を歩いて、相当行ったところでガードマンに「通行止めが見えなかったのか?」と言われて、引き返し、相当時間を無駄にして竜王山方面に向かう。

 

山間の田では既に稲刈りが終わっているところもあった。

 

今回の予定では竜王山に登り、その後でソバで有名な笠というところへ行く予定だったが、通行止めのため、笠に先に行くことになってしまった。だが、この,笠に着いて驚いた。

 

これ、ソバ畑。平成5年に山の上の高原を開拓してソバ畑にしたそうだ。ちょうど花が真っ盛りのときだった。私、たぶんソバ畑というものを初めて見た。

 

ソバ畑ばかりでなく観葉植物もハウス栽培していた。これは町を挙げた農業再開発である。ここのソバは相当、有名になっているらしい。笠のソバ処という所でツユつきのソバを買ってきた。明日にでも食べて見るつもり。

 

 

笠を後にして、いよいよ竜王山へ登ろうと、ソバを買った店のおばちゃんに道を聞いたら、「けもの道」を行けば1時間くらいで行ける、と言うので行くことにした。確かに登山口は標識がある。だが、「けもの道」が分からない。

 

途中までは分かりやすかった。だが「けもの道」に入るところが分からない。多分、ここだろうと思って山道に入った。左側は歩きやすい道になっているが、どうも村と村を繋ぐ道で竜王山の山頂へ行く道ではない。で、怪しげだが右の道が「けもの道」だろうと思って入る。

 

山道へ入ったのはいいが、途中にこのような倒木があり、あまり人が歩いている気配もない。下手に道に迷って、山の中で日が暮れ出したら恐怖なので、登頂は諦めて引き返す。

 

登頂は諦め、近くの神社に行く。ここも神仏習合の典型的な神社。また空海が唐から帰国した後、しばらく行をした所でもあるとのことで、不動明王を祭神としてもいる。

 

笠山荒神社は標高が相当高いのか、神社からの帰り道、私のスマホは通信不能だったが、坂道を下る途中に目にする山々が素晴らしく美しかった。

 

結局、この後、山辺の道まで下り、山辺の道沿いの元伊勢と言われる桧原神社、三輪神社に参拝、スサノオ神社などに少し立ち寄っただけで桜井駅へ向かう。

 

蛇となった大国主命を祀る大神神社。

 

大神神社には巳(へび)となった大国主命ゆかりの杉の木が神格化されて祀られている。

 

 

山辺の道にはよくある果物や野菜をこのようにして売っている無人のスペース。柿が懐かしく、ちゃんと200円を缶に入れ買ってきた。

 

今日のハイキングは予定のコースが通行止めになっていたり、私の方向音痴のせいで道を間違えたりで肝心の目的地に達することができなかったが、それでも楽しい一日であった。

 

今日の総歩行距離は35キロ弱。