2023年1月23日に門田博光さんがご逝去されたというニュースが2023年1月24日の夕方にYahooニュースの配信で知りました。
振り返ると本当に素晴らしい人生哲学を教えていただいたと感謝致します。
まずはご冥福をお祈りいたします。
【追悼】『かわとやすし』から『門田博光さん』へ感謝を込めて。 - YouTube
【44thプロジェクト】『王さん・野村さん』に次ぐ日本プロ野球本塁打歴代3位の『門田博光』さんから学んだ『成功哲学』と『人間力』を語り継ぐプロジェクトについて取材をしていただきました。(2024年6月15日(土)23:00~24:00 NHK ETV特集にて放送予定 タイトル:ある野球人の死~門田博光とその時代~)
2024年下記のNHK ETVの番組で門田博光さんの追悼番組が放送予定です。
2024年6月15日(土)23:00~24:00
2024年6月20日(木)午前0:00~午前1:00 (再放送)
(全国ネットで放送予定)
ETV特集について
2023年下記のNHKの番組で門田博光さんの追悼番組が放送されました。
【かんさい熱視線 NHK】
2023年3月3日 (金) 19時半〜
2023年3月4日 (土) 11時15分〜
2023年3月7日 (火) 10時15分〜
2023年5月3日 水 5時10分~5時38分(早朝)
(今回は関西のみならず全国ネットで再放送)
「信じた道を突き進む 元・南海ホークス門田博光」 - かんさい熱視線 - NHK
上記でのご視聴をお見逃しの方はコチラから。
『門田博光』氏について
【私と門田博光氏と大阪ホークスドリーム回顧録】
私と門田さんとの出会いは2008年12月9日でした。
私は当時、34歳。2006年5月に株式会社ヒューマンドリームを創業し、3期目で、関西学院大学の大学院生をしておりました。
2008年12月9日は京大の大学院生と関学の大学院生が京都の中小企業の経営者の皆様と勉強会をするという企画があり、私は経営者ではありましたが学生側として参加しておりました。たまたま、隣にゲストとして来られ座っておられたのが門田博光さんでした。私は、知らず知らず隣の席でもあったのでどこかの社長さんだと思い名刺入れから名刺を出してご挨拶するや否や、脳梗塞で耳が聞こえにくかった門田さんは私に対して大きな声で「ワシを知らんのか!!」と言いながらプロマイド写真を私にくれました。
私は、その南海ホークス時代の写真のプロマイドを見て私が、中学1年生(13歳)の時に40歳で日本プロ野球で活躍し、ホームラン王に輝いた門田さんだと知りびっくりすると同時に、なぜか門田さんから説教されたのが出会いのスタートだったと振り返ります。
その後、2次会として京都テクニカの木村社長と門田さんと私で飲みに行き、3次会は私と門田さんで飲みに行き、門田さんをホテルに送り届け、私は、次の日に生駒市で朝早くから仕事が入っていたので、その日は京都から大阪高石までタクシーで帰りました。
その日に2人で酔っ払いながら話した内容は、①株式会社ヒューマンドリームの顧問に就任してもらう。②門田博光さんをもう一度、野球の世界に。この2点を軸に、面白いことをしましょうという内容だったと思います。
門田さんは、野球はもういい。それより、ビジネスがしたい。中東の国で宝石を発掘したいんだ。という主旨の内容をはなされており、私と門田さんの会話は平行線のまま、電話番号を交換し、その日はお開きとなりました。
2008年12月10日
相当、お酒を飲んでいたので私自身、夢か現実かわからなかったけど、鉄は熱いうちに打てという諺のごとく、門田さんに電話し、前日の我々の話は本当かどうか確認し、門田さんも前向きとの意思だったので、再度12月12日に打ち合わせをすることとなる。
2008年12月12日、21日
再度、21時待ち合わせで京都へ行き門田さんとアルコールを入れながら打ち合わせをすることとなる。そして12月21日に門田さんの住んでいる兵庫県赤穂郡上郡町へ行くことになる。JR相生駅で待ち合わせをし、門田さんの車の後ろから私が車で追いかけ初めて門田さんのご自宅へ案内してもらう。その時に門田さんに渡したものは色紙100枚、門田さんからは2000本安打達成時の大きな盾をいただき、門田さんの南海、オリックス、ダイエー時代の写真や、門田さんのプロ野球選手時代に録画した試合やプロ野球ニュース、出演番組のビデオをダビングするために預かって帰った。
2008年12月27日
JR相生駅近くで10時から打ち合わせ。門田さんと私で顧問契約を交わすことで正式合意する。
2009年1月11日
10時40分ごろ、新大阪駅、新大阪中央出口で門田さんと待ち合わせアルコールのお店でミーティング実施。
打ち合わせ内容
①ホークスドリーム(門田博光事務所、球団経営、野球レッスン)設立について(川戸提案)
②門田さんの体調管理について(川戸、門田調整)
③スリランカ宝石発掘について(門田提案)
打ち合わせ結果として①と②をメインに考え、③はおいおい話を聞くことで概ね合意。
2009年1月22日、27日
株式会社ホークスドリーム登記準備、27日登記完了。
2009年2月15日
門田さん高石のホークスドリーム事務所に初出社。ミーティング&スタッフ全員に顔合わせ。
2009年~2010年当時
まずは2人の練習生からスタート
(2) 関西テレビニュースアンカー ホークスドリーム2009年11月14日放送分 - YouTube
大阪ホークスドリーム、門田塾の門を叩いた第1期生の選手達とウエイトトレーニングの重要性を指導している門田博光さん。
大阪ホークスドリーム、2人の練習生から野球ができる人数へ練習生へ。
(2) 関西テレビニュースアンカー ホークスドリーム2010年5月11日放送分 - YouTube
その後の門田さんとホークスドリームの足跡は、ホークスドリーム記念館参照。
株式会社ヒューマンドリーム (humandream.jp) (2009年)
株式会社ヒューマンドリーム (humandream.jp) (2010年)
株式会社ヒューマンドリーム (humandream.jp)(2011年)
2023年1月時点での大阪ホークスドリームのホームページ
大阪ホークスドリーム | 大阪ホークスドリームは、野球やサッカー、卓球、バスケット等様々なスポーツチーム運営を通じて社会貢献を目指します。 (hawksdream.co.jp)
【門田博光さんが『指導者・教育者として』夢に向かって挑戦している皆さんに伝えたかった事とは。】
この【成功哲学】は当時、選手たちに夢を実現する上で最も重要なことだ、魔法の棒は自らの心の中にあるんだと指導する前に伝えていたものです。偉業を達成する上で心構えこそが最も大切なんだと当時、指導されてました。
2008年12月から2011年12月の独立リーグ参入時代まで私と門田さんは濃密な時間を過ごさせていただきました。
今、ある大阪ホークスドリームがあるのもこの濃密な時間があってこそ。二人でたくさんの夢を語りました。成功者の言葉の重みを生で学ぶことができた貴重な時間でした。プロ野球選手を輩出することは出来ませんでしたが、多くの門田イズムを学んだ若者が全国に多く輩出することは出来ました。門田さんが育ててくれた大阪ホークスドリームのOBが門田イズムを受け継いであらゆる分野で活躍してくれています。門田さんには心から感謝致します。
また、私自身は門田さんから「〇か✖か?」常にプロセスの説明ではなく結果のみを求められ非常に当時は経営判断の側面で苦しみました。しかし、今は、その「〇か✖か?」との問いの意味がすごくわかるようになりました。
当時、私は門田さんのことをと門田さんと呼び、門田さんは私のことを大将と呼び、常に議論を交わす関係でした。
門田さんは私と議論した後、よく言われたことは大将は俺がそばにおるからその意味がわからん。おれが死んだらわかるはずや。
と言ってたことを最近よく思い出しますが、私は門田さんから学んだことは「〇か✖か?」の判断力の重要性とそれを決めて初めて目標が明確になり、それは自身が成長する上で大切な要素だったんだと改めて成功哲学の逆算の重要性を理解することが出来ました。3年間、ほぼ毎日、電話、ミーティング、食事をともにし、たくさんの思い出をいただくと同時に、ホークスドリームプロジェクトを通じて門田流のたくさんの【成功哲学】を教えていただきました。今の私自身の人生における財産となりました。
これは恐らく、当時の大阪ホークスドリームに在籍した選手達にとっても同じことが言えるのではないかと思います。当時の選手達は3年間で約50名程度いました。この50名の選手たちは今、30代、40代となり、それぞれの道を歩んで頑張っていると思います。プロ野球選手にはなれなかったかもしれませんが、門田イズムはそれぞれの人生の中で活きていると思います。私は、教育者・指導者としての門田博光さんは、『本気になることの大切さ』の伝道師として選手たちに常に本気で向き合ってこられました。また、選手時代に大きな功績を残しただけでなく、晩年は、『門田博光』の名前とプライドを大切に生き、関わってこられた皆さんに背中で語ってこられたそして、自身のことよりも常に人のことを大切にしながら、けじめを重んじ、常に奢ることなく、自分を犠牲にしてでも相手の幸せを願って行動してきた『不器用』を装った巧妙で『器用な』教育者・指導者でとても暖かい性格の方であったと感じております。
2011年10月17日
2008年12月9日に出会い、2011年10月17日までの間、親子のように常にお互いに言いたいことを本気で言い合った門田さんと、2011年の関西独立リーグのシーズンが終わり、3年間の大阪ホークスドリームプロジェクトについて語り合い、2012年度の関西独立リーグのリーグ戦には参戦しない方向性を決めることとなる。
門田さん自身の体調面や、今後のホークスドリームの方向性(社会人野球への方向転換を検討)、いろんな思い出話をしながらお互いに感謝の気持ちを話し合い、無理のない大阪ホークスドリームの立て直しを図ることとする。
最後の日に、門田さんから大切にしていた大きな額とメッセージをいただくこととなる。
ホークスドリーム設立当初にいただいた額と門田さんが大阪ホークスドリーム監督退任時にいただいた額。
そして、門田さんから最後に頂いた言葉。「大将は素質がある。でもおれが死んでから開花する。俺が死んでからこの意味が分かる。」これらの意味にはおそらく『成功哲学』の中にヒントがあると今、気づいている最中である。その言葉が、真実かどうかは私自身の今の立場ではまだまだ未熟すぎて何とも言えないが、『絶対に目標は諦めない。』『努力を怠らない』そんな思いで、
その日以来、私自身も、門田さんに教えていただいた『成功哲学』を胸に、諦めず、努力をし続けている、そして、改良に改良を重ね、常に目標を達成するための方法を考える日々を送っている。
世の中では、門田博光は『頑固、わがまま、変人、不器用』という人もいるようだが私はそうは思わない。
門田博光は『信念を持ち、結果を出すために、自分の心をコントロールできる器用な人。そして、野球を離れると人一倍、優しくて、人を大切にする人』そんな風に私は理解している。
門田博光さんと私が、一緒に写っている写真はその間、一枚も撮らなかった。今振り返ると1枚ぐらい撮ればよかったなとも思うが、門田さんが教えてくれた『心の中の魔法の棒』をしっかりと持てるように私自身、自分の人生を大切に全力で生きていきたいと思う。
【大阪ホークスドリームのその後(時を経てバトンは門田博光から片山皓へ)】
2009年から2011年まで私、川戸康嗣(球団代表)と門田博光(総監督兼監督)さんで創設し、関西独立リーグ加盟。
その後、2012年、関西独立リーグ脱退。2013年日本野球連盟(JABA)、大阪府野球連盟加盟。
2013年から2018年までの6年間、門田博光氏門下生、福島聡氏が監督に就任。
2018年から2023年現在、大阪ホークスドリーム総監督兼監督として片山皓氏を招聘し、現在に至る。
片山皓監督についてはコチラ。
『片山流マネジメント論』片山皓(Hiroshi Katayama)プロジェクト – STAR project (star-project.co.jp)
創業期:門田博光監督
低迷期:福島聡監督
低迷期から成長期:片山皓監督
【感謝状 門田博光さんへ】
門田さん。本当にありがとうございました。
門田さんがこの世を去ってから、日に日に「〇か×か!!」、「本気の野球か、遊びの野球か!」という門田さんの大きな声が私の心に響いてきています。大阪ホークスドリームの門田門下生に対する多大な愛情ありがとうございました。
門田さん、引き続き、かつての大阪ホークスドリームの門田塾の門下生たちを暖かく見守ってやってください。
また、大阪ホークスドリームは門田イズムの注入されたチームです。
現在の大阪ホークスドリームの選手たちもよろしくお願い致します。
また、私自身は、門田博光さんから直伝で門田イズムを身につけさせていただいた者の一人として、それを必要としている人たちのお役に立てるよう努めて参ります。
また、門田さんと山盛りの氷を入れたビールで乾杯しながら新たな夢を語り合いたいです。
※感謝と哀悼の思いも込めて、今後は本当の『門田博光』さんを知ってもらうために、今まで封印してきたいろいろな思い出を私なりに何らかの形にすることにより、私の知る引退後の人間『門田博光』さんのすばらしさを伝えていきたいと思います。
2023/2/16
門田博光さんの追悼番組に出演させていただくことになり弊社(株式会社スタープロジェクト)で取材をしていただきました。門田さんの伝えたかった『成功哲学』がしっかりと伝わる番組になれば嬉しく思います。私も少しだけですが出演予定となっております。下記の日時で再放送含め3回放送されます。
【かんさい熱視線 NHK】
2023年3月3日 金 19時半〜
2023年3月4日 土 11時15分〜
2023年3月7日 火 10時15分〜
https://www.nhk.jp/p/osaka-nessisen/ts/X4X48GXNX2/
上記でのご視聴をお見逃しの方はコチラから。
元大阪ホークスドリーム球団代表
元株式会社ヒューマンドリーム 代表取締役社長
現株式会社スタープロジェクト 代表取締役社長
川戸康嗣(かわとやすし)
大阪ホークスドリームHP:
大阪ホークスドリーム | 大阪ホークスドリームは、野球やサッカー、卓球、バスケット等様々なスポーツチーム運営を通じて社会貢献を目指します。 (hawksdream.co.jp)
株式会社ヒューマンドリームHP:
株式会社スタープロジェクトHP:
STAR project (star-project.co.jp)