私の手放せないアイテムは着圧ソックス!
地上にいる私より脚の太い生き物はゾウだけ!ってくらいむくむ時あってツラミ!な泥棒猫です。こんにちは♪
↑お借りしてるのニャ(ΦωΦ)
前回、結婚した自覚がなくって、新しい苗字に馴染めなかった話をしました。
一応、それが前フリなんだけどね。
苗字だけじゃなくて、いろいろ。
全く生き方が違った人間が生活をこれから、可能な限り死ぬまで寄り添っていく関係なんだから、さまざまなことをすり合わせなきゃいけません。
小さなことなんて、言っていけばキリがないですよ。
お風呂はどのくらいの温度、玉子焼きは甘いかしょっぱいか、目玉焼きにはソースか醤油か……。(同棲期間の長いカップルは違うかもだけど)
で、ふと思ったんですよ。
「すんなり奥さんになれる人って、きっとずっと昔から誰かの妻になることを夢見て、準備してきた人なんだ」
って。
それはまるでレストランで二人がけの予約席に座っているようです。
向かいの席は空席です。
どこの、どういう人が来るのかはわからないのですが、いつか、必ず、男性がそこに座るのです。その人と一緒に、食事をすることはもう、約束されていて決定事項なのです。
その人が向かいの席に現れることを、楽しみに待っている、そんな感じ。
「お待たせ」
向かいの席に男性が現れ、座ります。テーブル上の「予約席」というカードが「山田様(仮)」に変わります。
そのテーブルは、「山田さん(仮)」の支配する場所になりました。
すべてそのテーブルに属すものは「山田さん(仮)」のものです。
待っていた女性でさえ。
そんな感じなのかなぁ、って。
それに比べたら、私の生き方は、あちこちでお一人様焼肉とかお一人様フレンチとかしたい放題、デパ地下の試食コーナー巡りでお腹いっぱいになったり、立ち飲み屋やカウンター席だけのラーメン屋をハシゴしたり。
そんなことしてたら、ある日突然向かいの席にドカッと虎キチに座られて、ビックリした。
「ここ一人がけじゃなかったの?」
「ん?ちげーよ」
「そっか、ならこれから一緒によろしくね」
こんなのかなあ?
こう書いてみると、私の生き方は行き当たりばったりで出たとこ任せな、いー加減な感じしますね。
まあその通りだからなんとも言えないけど。
それにひきかえ、ちゃんと予約席でただ一人の人を待ち続け、その人に属すことをひたすら夢見る女性は、真面目で一途、貞潔で可憐な感じです。
でもね、
ただ、
私の気持ちでは。
重っ。
そんな風にも思えるよ。
そこまでその相手に「所有」されることを望んだら、自分は相手の一部分になりますよね。
そして、相手も自分の一部分になります。
その、一部分が、例えば、
「不倫」
なんかしたら、
知らないうちに勝手に右手が万引きしてたくらいのショックはあるのかもしれないとは思います。
私も、
虎キチがもし浮気したら、と時々考えてみます。
いくら考えても、その時の気分が想像できません。
浮気する虎キチが全く想像できないもので(汗)
まあ~~、
こんなに愛した男だから、計り知れないショックは受けるでしょうね。
むっちゃ泣くとか怒るとかはするんでしょうね(想像ちっともできないのでテンプレな予想)
でも、
受け入れられない、とか、
まさかそんな、とか、
信じていたのに、とか、
そういう類いのショックだけは受けない自信はあります。
だって、私は虎キチの一部ではないし、虎キチも私の一部ではないからです。
お互いに大好き、
同化したいくらい好き、一体化したいくらい好き、
そんなに好きだけど別人ですから!
「奥さん」って言葉の語源は、「奥に住んでる人」「奥にしまわれた財産」なのだそうです。
そこまで大切にされてる!
そう感じて喜ぶ人もいるんだろうけど、
人間なのにモノにはなりたくないなと私は思います。
そして、モノやペットなら、主人に捨てられると、傷つくと思います。
自分のアイデンティティが崩壊する悲劇だろうと思います。
で、そういう意味では、私は「奥さん」になりたいかなりたくないかって言えば、なりたくないな~。
私は「奥さん」虎キチが「表さん」、そんなの、やだなぁ~。
私たちは「奥」も「表」もない人間でいたいな~。