官邸から見た原発事故の真実 これから始まる真の危機 (光文社新書)/光文社


福島第一原発事故の収束のために内閣官房参与として

原発事故対策のど真ん中で取組んだ田坂広志氏が、

退役後に真実を描いた本。

首都圏3000万人の避難勧告を出す直前まで事態が深刻

だったという危機的状態を赤裸々に開示。

冷温停止状態のウソや汚染水処理の問題、そして何より

解決策のない核のゴミの問題など原子力の専門家として

淡々としながらも強く警鐘を発する内容で、これが国民

に届いていないことを悔しく思う。