あなたは、ジャイアント馬場と聞いてどう思いますか?
大食いの人?それはジャイアント白田です。
アントニオ猪木と聞いてどう思いますか?
「元気です」の人?自分の健康状態を人に言ってどうすんだよ病院か!
今日は、王道ジャイアント馬場そして闘魂アントニオ猪木について話して行こうと思う。
ジャイアント馬場そしてアントニオ猪木、昭和のプロレスを語るうえで外せない存在である
僕なんかだと昭和って響きだけで、この二人が出てくる。
しかし、昭和の代表格である猪木と馬場だがプロレスラーとしてスタイルまたプロレス観は全く違うという
プロレスにはレスラーの技を勝手に使ってはいけないという暗黙のルールがある。
だが、ウエスタンラリアートのように『似ている』技も出てくることがある。
特に猪木のようにイケイケドンドンタイプは柔軟な発想や前向きな発想の持ち主だっただろう。
では、なぜジャイアント馬場はコブラツイストを必殺技として使わなかったのか
そこには、二人のプロレス観の違いが隠れている。
今でこそコブラツイストと言えばアントニオ猪木といったイメージが強いが、ジャイアント馬場も実はコブラツイストを使っている
しかしジャイアント馬場は、必殺技としてではなく痛め技として使っている。
ラリアートのようにピンフォールを奪う技は、試合の流れを変える意味で使う事はある
だが、この技を使ったら終わり(フィニッシュ)という認識がレスラー、ファンに成立している技をたんなる痛め技として使われたら、たまったもんじゃないと言いった思いがアントニオ猪木にはあったのではないかと思う
ここで、ジャンボ鶴田について語った記事があり興味深かったので引用しようと思う。
これは、ジャンボ鶴田について掘り下げた記事なのだがジャイアント馬場のプロレスとアントニオ猪木のプロレスについても書いてあるので、ぜひあなたにも読んでほしい
「猪木さんのコブラツイストや卍固めって、“これで決まったよ!”と、お客さんも実際に痛みがわかるよな。
だけど、馬場さんのフィニッシュは16文キックであったり、32文ロケット砲であったり…あの人の大きさからすれば、ドロップキックをやるのは大変なことだけれども、ギブアップ技って持ってなかったよね。
ジャンボもそうだったよ。何でも合格点が付く技をやるけれども、ボンボンボンと畳み込んで、最後にボンと決めるというのがなかった。
だから、ジャイアント馬場のプロレスなんだよ。
猪木さんみたいに.“テメェ、この野郎!”とバチンバチン行って、バシッと卍固めに入るとかいうのは、馬場プロレスにはないんだよ。
馬場さんは、そういうのが嫌いなんだ。
だから、全日本プロレスでそういうフィニッシュを使う人は誰もいなかっただろ。
試合の流れの中で、フィニッシュまでの流れがあって勝負がつくというのが馬場さんのプロレスなんだよ」
ー確かに平成の四天王時代になってから、三冠戦のフィニッシュはギブアップではなく3カウントという暗黙のルールがありました。
「馬場さんは、完全に相手を封じるサブミッションホールドというのが嫌いなんだよ。
最後はワンツースリーで、“あっ、スリー入った!”とお客さんを喜ばせるのが馬場さんのプロレスだったんだ。
ただ、ジャンボも馬場プロレスなんだけど、相手に合わせて試合を五分に持って行って、そこから反撃していくよというのがなかったんだよ。
受けから攻めに変わる流れの作り方を若い時にやらなかったから、結局覚えなかったんじゃないかな」
猪木さんみたいに.“テメェ、この野郎!”とバチンバチン行って、バシッと卍固めに入るとかいうのは、馬場プロレスにはないんだよ。
馬場さんは、そういうのが嫌いなんだ。
この言葉には納得せざるおえない、現にYouTubeやニコニコ動画等でジャイアント馬場が、ジン・キニスキーにインターナショナル選手権を取られた試合が今の平成のファンに好評であり、「いい試合だった」というコメントが多い
ジャイアント馬場はギャグや一発芸で笑わせる漫才やコントではなく
大きい笑いはないわけでもないが、全体の流れの中で一つの芸なのである
一回のインパクトより全体で見せるのがジャイアント馬場
必殺技としてフィニッシュを決めインパクトを残すのがアントニオ猪木
プロレスと一言で言っても双方これだけの考えやプロレス観が違い
やはり、プロレスは面白い!!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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