2022/11/11 国民(女性)の敵が政務官 | どらきゅら城へようこそ

どらきゅら城へようこそ

旅行と美味しいものが好き
dorakyura1949

「生産性ない」謝罪応ぜず 重度障害の天畠氏と質疑―杉田総務政務官

2022年11月09日14時39分

杉田水脈総務政務官

杉田水脈総務政務官

 杉田水脈総務政務官は9日の参院政治倫理確立・選挙制度特別委員会で、過去にLGBTのカップルについて「『生産性』がない」などと月刊誌に寄稿したことを巡り、重度障害を持つれいわ新選組の天畠大輔氏の質疑に臨んだ。天畠氏は「生産性がない者は行政の支援に値しないと断ずる発言に、重度障害を持つ当事者として恐怖を覚えた」と強く批判。杉田氏は「重く受け止めている」と述べたが、撤回・謝罪には応じなかった。

「多様性否定したことない」 LGBTめぐる寄稿で―杉田総務政務官

 天畠氏は質疑で、「人の価値を生産性で評価する発言の根底には、(障害者施設の入所者らが殺傷された)『やまゆり園事件』を起こした植松聖死刑囚の考えと同じものを感じる」と指摘した。杉田氏は「植松死刑囚と私が同じだという意見を持つ方がいるのは非常に残念に思う」と述べた上で、「障害を持つ方に寄り添い、しっかり生活できる社会の実現に頑張る。まだまだ努力が足りていない」と語った。


休刊になった月刊誌「新潮45」8月号に掲載された自民党・杉田水脈議員の寄稿=本社内で2018年7月21日 18年、月刊誌「新潮45」8月号に「『LGBT』支援の度が過ぎる」とのタイトルで「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」と寄稿。 「多様性を受け入れて、さまざまな性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころかペット婚や、機械と結婚させろという声も出てくるかもしれません」と性的少数者を差別する主張を展開した。 この寄稿に対して当事者や支援者から批判が殺到し、自民党本部前などで抗議集会が開かれる事態となり、「新潮45」は18年10月号で休刊となった。杉田氏「多様性否定したことない」総務政務官に就任し、記念写真に納まる杉田水脈衆院議員=首相公邸で2022年8月12日午後6時35分、竹内幹撮影 一方、今年8月15日の総務政務官の就任記者会見で「新潮45」への寄稿について問われた杉田氏は「私は過去に多様性を否定したこともなく、性的マイノリティーの方々を差別したこともございません」と説明した。