自爆ホラー劇場
第2回 「流血鬼」
昔撮ってしまった変な映画を紹介する、
誰も興味の無い自爆企画。
若気の至りの自己申告2回目です。
今回は前回の「悪夢のはらわた」 より更に古い、
更に恥ずかしい作品です。
「流血鬼」
1986年 3分 8ミリ(スーパー8)18K/秒
製作 監督 doragodon
出演 協力 doragodon高校時代の自主製作仲間の皆さん。
ストーリー
山奥の殺人現場を3人の若者が訪れます。
一人がアイスピックを発見し、拾った途端に発狂。
仲間二人に襲いかかり、殺し合いになります。
何とか生き残った主人公も落ちていたナイフを拾ってしまい・・・
「死霊のはらわた」を鑑賞しまして、
こりゃすげえ、全編見せ場の連続じゃん!
こういうの撮りたい!撮ろう!
ってだけの動機で製作。
映画撮るんだけど、付き合ってくれない?
クランクインは明日ってことで。
そんな急過ぎる誘いに付き合ってくれた友人が3人。
前日までに私がした準備は、
8ミリフィルムと紙粘土を買っただけ。
あとダミーナイフを友人から借りただけ。
当日の朝、友人が車で迎えに来るまでの間に、
30分で画コンテを作成。
心霊スポットとして有名だった八王子市郊外の山奥へ向かい、
到着後簡単にロケハンして午後から撮影。
翌日の午後に残りを撮影し、クランクアップ。
特殊効果も紙粘土をこねてその場でデッチ上げる。
時間が余ったので自宅へ戻りタイトル・クレジットを撮影し、即現像。
編集にかかった時間は2時間ほど。
録音もセリフ、効果音、BGMまで計3~4時間で完了。
もう何もかもが行き当たりばったり。
細部は全く気にせず。
勢いだけはありました。
若かったので。
でもこんなやり方なのでかなり雑な仕上がり。
真夏の山奥で撮影したので薮蚊の群れに襲われ続けました。
虫よけスプレーなど全く効果無く、
殺虫剤を撒きながらの撮影でした。
それにしても、
「死霊のはらわた」の影響下で作られた自主製作ホラーって、
世界中に無数に存在するんだろうな。
単純なプロット、少ない登場人物、手作りの特殊効果にもかかわらず、
アイディアとパワーでとことん面白いから、
ひょっとして僕にも私にも作れるのでは?
なんて思わせるんでしょうかね。
「死霊のはらわた」自体、自主製作の16ミリ映画ですしね。
そんな世界中のエピゴーネン達が一堂に会する
フィルム・フェスでも企画してみるかな。
「死霊のはらわた」パクリ映画祭!
・・・・・私一人で5本位出品できそうですよ。
↓もう公開することも無いと思いますので、
簡単にダイジェストしてみました。
あくまでもガキのころ撮った即席映画ですので、期待は禁物です。
山奥の心霊スポットへ到着。
実際に殺人事件のあった本物の心霊スポットです。
凶器を拾った1人が発狂。
1人殺害。
格闘。
反撃。
反撃し過ぎ。過剰防衛です。
どうにか勝利。
額の傷口。お手軽過ぎる特殊効果・・・というか粘土細工。
結局また発狂。
はあ・・・・・
お粗末様でした。