秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして


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ブログネタ:桜を見るならどこで見たい? 参加中

080329_1715~001.jpg 何週間振りかで愛し合った後、二人で布団の中でうとうとする。

満たされた気持ちのまま、たかしのいびきが聞こえたと思ったら、私の意識も途切れる。セックスの後のうたた寝ってどうしてあんなに気持ちが良いのだろう。それはたかしも同じ意見だ。
二度寝の至福に似たものがある。

私たちは夜を一緒に過ごすことが出来ないから、そう感じるのかもしれない。


目覚めると4時。あと一時間半。私がどんなにそっと身を起こしてもたかしは目覚める。

「まだ休んでいて」


私は残された時間をちょっと考えて、流しの下からオリーブオイルを取り出し湯煎にかける。

疲れているだろうからコーンのエッセンス を2滴加える。
それを持って、寝ているたかしの所に戻ると
「ジャジャーン」と彼が立ち上がった。
布団の中から飛び出したたかしは服を着ている。

なんてことだろう。裸のままで良いのに。
「オイルマッサージするから脱いで」
「えっ、いいよ」
「これは匂いがしないから大丈夫よ」


いつも使っているマッサージ用のオイルはラベンダーの香りがする。オイルをふき取っても薫る。

家に帰ったパパがラベンダーの香りをプンプンさせるわけには行かないだろう。

かといってこれからお風呂に入ったらやっぱり湯冷めしてしまう。だから匂いの付かないオイルを使うことにした。
たかしは喜んで瞬く間にまた全裸になった。
「パンツまで脱がなくて良いんだけど」


慢性的な腰痛を抱えているのに何故セックスは出来るのか私は不思議だ。

痛んでいる腰、お尻の真ん中の足の付け根を揉み解す。それから首、肩、背中。
たかしの身体がみるみるオイルを吸い込んでいく。
「う”~ん、う”~ん」
たかしの喉から呻き声。先ほどの快楽とはまた少し違う快楽にうめいている。

昔誰かに言われたとおり、セックスにおいても多分に私は男性的なのだろう。相手の反応を見て満足するところがある。それをセックスそのものに持ち込まないようにオイルマッサージとして切り離してみた。


「う”~ん、う”~ん」
オイルマッサージは素人が適当にやっても充分効果があるし官能的だ。うめくたかしに私は満足する。手はまた腰に戻って40分たっぷりの愛撫。


「さぁ、今度は国分寺の桜を観にいきましょう」

閑散とした武蔵国分寺跡の桜は八分咲きだった。今度はいつ逢えるかしらね。

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080329_1102~001.jpg

今日はお花見デートって決めていた。
私はといえば7時に目が覚めて8時まで二度寝。

昨日はああ言ったものの、やっぱりたかしは張り切って来るだろうし、一緒に食べるおにぎりぐらいは作らねばならないし、掃除もまだだった。昨夜コメを研いでおかなかったことを悔やみながら起きる。急いでご飯を炊き、ぼうっとした眠気をコーヒーで胃の中に流し込んでいた。


8時28分
おはよー
起きてるー?
今から出発~

早起き教信者、テンション高っ!
この分では9時半くらいには着いてしまうだろう。


布団を干してトイレと風呂場の掃除をしておにぎりを握った。朝ごはんも食べたくなかったけれど、わかめを混ぜ込んだご飯をつまみ食いしたところでノック。
「おぅよぉ」
ご飯が口に入ったままだ。
「あれ、もうつまみ食いしてるのかぁ」
花見の先は小金井公園にするか深大寺にするか国分寺跡にするか…
だけど、他の花も見られるからねと昭和記念公園にした。敷物とおにぎりを入れたバックをたかしが持って出発。
「今日は7時までに帰らなくちゃならないんだ」
「うん」
駐車場が込むのが嫌で電車で西立川まで。それから人の行くほうへ付いていった。


目に飛び込んできたのは鮮やかな黄色の菜の花畑。その向こうに輝く桜色。
本当に何十回も見た陳腐な光景なのだけれど、それでもやはりきれいだと思う。心が動く。
今日の昭和記念公園の桜は五分咲き。それでも桜の下にはたくさんの人たちが集っていた。それぞれに敷物を広げてもう飲んでいる人たちがいる。

桜の花の下でたかしの肩にもたれる。とても気分がよかった。


080329_1142~001.jpg 桜海老の入ったおにぎりとポンカンの早お昼。
目の前を通り過ぎた人がアイスクリームがどうとか言っている言葉をきいて私も食べたくなった。


「さっきのチューリップを観にいこう」
チューリップの辺りに確かアイスの自動販売機があったはず。
最近のチューリップは本当に品種が増えた。短めの丈、花が2つ付いているもの、それに混じってムスカリが揺れている。


「アイス食べたい」
森永の自動販売機にはクッキーサンドのアイスがあった。たかしがお金を入れてくれる。
「これ!」ボタンを押した。
「ははは、それにすると思った」
「たかしは買わないの?」
「一口だけ貰う」
私がアイスを差し出すとたかしは一口食べて返した。私が食べ始めると
「やっぱ買う」と言って自動販売機のほうに戻った。
「ふふふふふ、もっと食べたくなったんでしょう」
「ははっははは」
「美味しかった?」
「はははっはは」

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私は基本的にぐうたらな人間で寝坊するのが大好きだ。休みの日ならば二度寝、三度寝は当然。朝の光を浴びてとろとろと眠りに落ちていくあの瞬間の至福といったら無いではないか。


ところが私の父はめったやたらに早く寝て、とてつもなく早く起きる人だ。
何しろ夜の8時に寝て、夜中の12時に起きてしまうのだ。年寄りだから仕方が無いのかもしれない。でも誰もが寝ている丑三つ時に一人でおきていて面白いわけが無い。それで夜9時に寝ることにしたのだけれど、それでも3時には起きてしまうらしい。時間を持て余してる癖に、早起きしただけでなにか偉いとでも思っているようだ。


ところがたかしも同じ信仰の持ち主らしいことが最近判明した。薄々感づいていたのだけれど。


「今春休みで子どもが向こうに行っているから、朝8時に起きても充分間に合うんだけど7時に目が覚めちゃう」
「こらーーーーーーーーっ」
「なんでー怒られちゃうの?」
「もっと早く起きて」
「なんでー?」
「早起きは三文の得なのだ」
「ゆっくりと寝られる至福の時間が…」
「今から早く寝れば」
「3文っていくら?お蕎麦が一杯十六文だったんだから~、50円くらいでしょう」
「6日早起きすればおそばが食べられる」
「50円得してどうする~」
「50円は貴重だー」
「早起きしなくちゃダメなの?」
「ゆっくりど~~ぞ~~~ 遅刻しない程度に」
どうも皮肉っぽい。早起きの何がそんなに得なのだろう。私には全く理解できない。


「明日は何時頃にする?」
「何時がいい?」
「たかしもたまにはお寝坊したらいいよ~~」
「doorが起きられないからね~」
「いぢわる~~


 いぢわる~~


 いぢわる~~」


どうも反応がおかしい。酔ったたかしの反応が無い。


「寝ちゃダメだ!無駄に早起きだから夜が楽しめないんだ」
「doorがいぢけて怒ってるぅ」
「もうちょっとお寝坊になりな
 明日の朝からだ!
 ゆっくり寝る!
 二度寝する!」
「はい」
「明日はゆっくり寝て、起きたら私に電話する!分かったね」


「はい」

おやすみなさい

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「大変だ!時代はたかしに向いてきた!最近若い人の間で枯れたおじさんが流行っているらしいぞ!」

「そんなに枯れているのか?」

「たかしは枯れてないけど、パッと見なんか淡々としてて枯れっぽい感じー」

少し前に流行った「チョイ悪」みたいなイヤラシさの無い自然体。

たかしは自分を飾ろうとか、良く見せたいとかあんまり思っていない人だ。「飾ったところでどうせバレちゃうもん」

苦労しているだろうに、そんな素直さがかえって印象的だった。


「枯れ果ててる。doorから若さを吸い取らなくちゃ」

「もし私に若さがあるなら、貴重だから吸い取らないでっ」

「doorの若さはHに現れてるし」

「Hが若いって良く分からない」

「それだけじゃなく探求心旺盛なのだし」

好奇心、探求心。

今までずっと私を構成してきたそれが、どんどん失われつつあることに実は最近悩んでいた。


「とにかくー、たかしの時代が来たってことでー、誘惑されないように」
「なんだそれー、doorに誘惑されてるしー」
「私は良いの、若い娘に誘惑されないように」

ほとんど大丈夫だと思うけれど、流行ならば万が一と言うことがある。


「そうだ、さっきのスライドショー良かったよ

 繋がりも絵もきれいで音楽を付けたくなっちゃった」

たかしは春をたくさん撮影してきたのをスライドショーにして見せてくれた。私一人が見るのはもったいない。

「そうだねー、音楽が付かないんだー」

「あれを動画に出来ないかなー、それで音楽をつけたり」
「できなくはないけどー、 めんどくさいんだもん」

話がまた元に戻る。


「やっぱりたかし枯れてる」

「でしょ、めんどくさくなるのは おじさんだ」

だからそんなおじさんの時代が来たんだって。でもなんだか安心していても良さそうだ。

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時おりたかしは10000円札を穴を開けずにボールペンで突き通してみせたり、布団の中で指先を赤く光らせて、私を驚かせたりする。
私は負けじとたかしの1000円札を真っ白に変えたりして対抗している。
500円玉に鍵を通すマジックは二人とも同じネタを用意していて笑ってしまった。


この間博品館でたかしにマジック用のトランプを買ってもらった。
原理が分かれば意外に簡単なはずなのだが、鮮やかにやって見せるのはなかなか難しい。
まだまだ自主トレ中で、そのお披露目の日をたかしは楽しみにしているみたい。


「doorが胸元から鳩を出す夢を見たー」
私は夢の勉強をしていたから意味がわかった。なんて素敵な夢だろう。
「それは…素敵な夢を見たね」
「それがさー100羽ぐらい立て続けに出てくるんだよー
 白やピンクや青や黄色の鳩がー」
「鳩って凄く幸せな意味でたかしそんなにハッピーなのか…
 嬉しいなぁ」


鳩が象徴するもの。安らぎ、幸福、自由…

それが私の胸から次々に出てくるなんてなんて素晴らしいことだろう。
口先の言葉を鵜呑みにするほど子どもじゃない。私たちには無責任に口に出来ない言葉がたくさんある。
だから心を言葉に乗せられなくて、いつももどかしい思いをする。
たかしの深い心の中まで、そんなにも満ち足りていたなんて知らなかった。飾られた告白より何倍も嬉しい。


私たちは特別な人間じゃない。どこにでもいるただの人。
それでも魔法のように次から次へといろんな幸せを感じている。

恋は魔法。

ネタが分かっているのに不思議なものだ。

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ブログネタ:身の回りのビックリ名言集を教えて! 参加中

去年まだたかしと付き合う前
「女一人で生きてくって、ホント大変」と、妹にこぼしたら



「亭主って居ても大変、居なくても大変」

と、妹の旦那の前で言われた。
周りの人に言ってみるとみんな大爆笑だ。

男の人にしてみれば
「女房って居ても大変、いなくても大変」
なのだろう。

まぁ、そういう感じでみんな大変だ。
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ブログネタ:何歳からおばさん? 参加中

私は40代なのだから立派なオバサンと呼ばれて当然だと思う。
パッと見、通りすがりの人は私のことをオバサンだと思うのだろうし、私はそれを否定しない。
自分の自意識の中では「大人の女」と思うようにしているけれど、一方で私はオバサンでいることの「楽」さを知っている。
オバサンは自分を絶対の基準に考えるのだろうし、私は人それぞれの基準があるのだと思っているから他の人のことまで構っている余裕がないだけだ。


この間息子に
「お母さんはオバサンだからさ~」と言ったら
「お母さんはオバサンじゃないっ」と、ムキになって否定してくれた。
「どっから見たってオバサンじゃない」
「全然オバサンじゃないよっ」
私のダメさ加減だって良く知っているはずなのだから、彼の言葉は嬉しかった。

たかしの娘のビデオを見て
「いいなぁ、女子高生だ~」と言ったら
「doorだって女子高生に負けないぞ」
だって。
何がどう負けないんだか知らないけれど、君たちみんな「愛」に目が曇っているよ。


人は年齢によってオバサンになるわけではない。電車の中の女子高生にオバサンを感じることもあれば、男のオバサンもいる。
居直りの自己肯定がオバサンの定義なら、みんなの愛に支えられて、きわどいラインで私はオバサンではないと宣言してみたくなる。
自己肯定はするけれど居直ってはいないから。
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初めて二人で旅行に出かけた。いつも時間が限られてしまうから
たかしと二人で朝を迎えられるなんて夢みたいだった。
2月はたかしの試験もあったし、私もキツイ毎日が続いていた。
3月になったらね。


睡眠不足ぎみでもたかしの寝顔を見ようと眼を瞑ったまましばらく静かにしていた。
たかしは分かりやすい。寝入るといびきが聞こえてくる。ハズだった。
ところがいつまで経ってもいびきが聞こえてこないので目を開けるとたかしの瞳が私を見つめていた。
再び目を瞑り寝たふりをしてしばらく。
もう良いだろうと目を開けるとたかしもすぐに目を開けた。もう諦めようと思った瞬間から記憶は途切れている。


旅先では目ざとい私はたかしが起きる気配で目を覚ますはずだったのに、すっかり寝こけていた。
頭を撫でられる感触に目が覚める。
「door、朝だよ、起きなさい」


顔を洗ってたかしを探すと外のお風呂に入っていた。その隣に身体を滑り込ませて。
「たかしは何時に起きたの?」
「ん、いつもの時間」
5時15分。絶対に勝てない。


「でも夜中ずうっとdoorの寝顔見てたよ」
「ホントかなぁ、寝言言ってなかった?」
「うん」
「いびきかいた?」
「朝方、ちょっとね」
そう言ってたかしは笑った。私はその肩に頭を預ける。


静かな朝。優しい時間。朝の光の中で4羽のトビが岬の上を飛んでいた。

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