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佐藤竜志 オフシャルブログ

はじめまして
不動産業25年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

こんにちは、本気不動産の佐藤です。

「このマンション、フルリノベーション済みって書いてあるけど、本当に“リノベ”なの?」
最近、お客様からこんな質問をよくいただきます。

結論から言えば…多くの場合、“リフォーム”を“リノベーション”と表現しているケースがほとんどなんです。

今日はそんな「リノベーションとリフォームの違い」から、「本物のリノベをするための注意点」「マンション特有の制約」「売却戦略」まで、まるっと解説します。


リノベーションとリフォームの違いを明確に!

そもそもリノベーションって何?

「リノベーション」とは、住宅の性能そのものを向上させることを目的に行う工事のことです。具体的には以下のような内容が含まれます。

  • 断熱材を新たに吹き付ける

  • 間取りを大幅に変更する

  • スケルトン(骨組み)状態から再構築する

つまり、ただキレイにするだけでなく、「住宅の質」を一段階引き上げるイメージです。

一方、リフォームは?

「リフォーム」は劣化した箇所の修繕や表面的な変更を指します。

  • 壁紙の貼り替え

  • 設備の交換

  • 床材の変更

これらは見た目はきれいになりますが、住宅性能自体は変わりません。だから、広告の「リノベ済マンション」が全部リノベーションか?と言われると、ほとんどが“リフォーム止まり”なのが実情です。


リノベーションで後悔しないための3つの注意点

1. スケルトンリフォームの誤解に注意!

「全部スケルトンにしてフルリノベします!」なんて業者の話、聞いたことありませんか?
でも実際には構造体を残して再構築できる範囲には限界があります。

  • マンションの場合、共用部分には手を加えられません

  • 天井・壁の厚みにより、断熱材の施工範囲も制限されることがあります

しっかり事前確認をしておかないと、「こんなはずじゃなかった…」と後悔することに。

2. マンション特有のルールに要注意!

マンションは専有部分と共用部分に分かれており、共用部分に関しては原則手出しNGです。

例)

  • サッシ(窓枠)や玄関扉は共用部分

  • 排水管の接続位置も共用部との兼ね合いで変更不可なケースあり

また、管理規約に「工事は管理組合の許可が必要」と定められている場合もあります。マンションごとにルールが異なるため、しっかり確認しましょう。

3. 専門業者の選定がカギ!

せっかくのリノベーション、トラブルがあっては本末転倒です。
設計から施工まで一貫して対応できるリノベ専門会社の選定がポイントです。

さらに、不動産会社との連携が取れているとベスト。
「この物件なら、ここまで工事できますよ」といった事前情報が得られ、スムーズに進行できます。


構造・配管チェックも忘れずに!

リノベーションを進める際は、「この物件、本当に自由に間取り変更できるの?」という視点も重要です。

  • ラーメン構造:柱と梁で支える→比較的自由度が高い

  • 壁式構造:壁で支える→間取り変更がしにくい

また、水回りの位置変更は、配管の傾斜(勾配)や距離がネックになることも。

「トイレを別の場所に移したい」と思っても、排水経路的に無理…なんてこともあるので、配管の位置は慎重に検討を


リノベ後の販売もOK!ただしポイントは「戦略」

「将来、リノベ済物件として売却できる?」というご相談もあります。
もちろん可能ですが、気を付けるべきは以下の点です。

NG行為をしていないか確認!

  • 共用部分を勝手に工事していないか

  • 管理規約に違反していないか

こういった違反があると、売却時に大きなトラブルになります。事前に管理組合へ申請し、記録を残しておきましょう。

適正な価格設定と売却戦略が重要!

リノベーションしたからといって、過剰に価格を上乗せするのはNG
買い手が求めているのは「利便性」や「デザイン性」など価値のバランスです。

信頼できる不動産会社と連携して、ターゲット層に刺さる販売戦略を立てましょう。


まとめ|リノベは正しく理解して正しく進めよう

いかがでしたか?

「リノベーション=なんでも自由にできる」と思い込むと、後々のトラブルにつながります。
構造の把握・配管の確認・管理規約の確認・専門業者の選定…どれも手を抜けません。

そして、もし将来の売却も視野に入れているなら、売りやすいリノベーションを意識することも大切です。

リノベも不動産も、「正しい理解」と「適切な段取り」が成功への近道です。


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こんにちは、本気不動産の佐藤です。

今回は少し恥ずかしい話を交えて、不動産購入で「実際にやらかした」失敗談をご紹介したいと思います。
21歳という若さで初めてマンションを購入した私ですが、知識も経験もまったくなかった当時は、正直言って無謀でした…。

でもその経験があったからこそ、今ではお客様に「本当に必要なアドバイス」ができると自負しています。
この記事では、住宅購入の失敗例とその教訓をたっぷりお伝えします。これから家を買う方、家づくりを検討している方の参考になれば嬉しいです。


【失敗①】知らずに購入!?賃貸と売買の違いを理解していなかった…

私が初めてマンションを購入したのは、なんと21歳のとき。
当時は「不動産=住むところ」くらいの感覚しかなく、賃貸と売買の根本的な違いすら理解していませんでした。

結果的に、「ペット不可」のマンションにも関わらず、犬を飼ってしまい…当然トラブルに。
住民トラブルの末、結局引っ越すことになりました。

教訓:契約内容や管理規約は事前に必ず確認!


【失敗②】住宅ローンの金利選びに泣く!10年固定を選んだ代償

当時の私は、「金利は固定のほうが安心」という言葉だけを鵜呑みにして10年固定金利の住宅ローンを選びました。
ところがその後、金利は大きく下がり、結果的に損をする形に…。

「将来の金利動向を見ておけば…」と何度も思いました。

教訓:住宅ローンは“今の金利”だけでなく、“今後の動向”も踏まえて判断すること!


【失敗③】間取りと収納のバランスが崩壊!

新築マンションで自由に間取りを決められることになり、「ウォークインクローゼットが欲しい!」という希望を通しました。
でも、実際に住んでみるとそのスペースが中途半端で、収納力が足りないという事態に…。

キッチンとリビングの動線も悪く、毎日プチストレス。設計時にもう少し生活をシミュレーションしておけばと後悔しました。

教訓:間取りは見た目より「暮らしやすさ」が命。生活動線と収納のバランスが大切。


【失敗④】コンセントの位置で家具が置けない!?

家具の配置なんて引っ越してから考えればいい、と思っていたのが間違いでした。
実際に住み始めると、コンセントの場所が悪すぎて家具がうまく置けない

さらに、電気スイッチの位置も微妙で、毎回照明を点けるのにストレス。
窓を多く入れたせいで、壁が足りず家具の配置が限定されることにも気づきました。

教訓:コンセント・スイッチ・窓と家具配置はセットで考えるべし!


【失敗⑤】窓の位置と日差しのダメージ

おしゃれ重視で大きな窓をたくさん設置したのですが…家具が日焼けしたり、外からの視線が気になったり。
「窓の設計って、こんなに生活に影響するの?」と驚きました。

教訓:窓の位置は採光だけでなく、家具やプライバシーへの影響も考慮すること。


【番外編】新築と中古、マンションと戸建ての違いに潜む落とし穴

私は新築にこだわっていましたが、理想を詰め込むあまり後悔が多かったのも事実。
間取りや設備、デザインなど「理想」を追うほどに、現実とのギャップに悩むことになります。

一方、中古住宅の場合は、すでに完成している家を見て判断できるので、間取りや使い勝手に対する失敗が少ない印象です。

また、マンションは間取りの自由度が低く、家具配置に制限が多い
戸建ては自由度が高い反面、自分でしっかり設計する責任も発生します。


まとめ|失敗から学ぶ、理想の家を手に入れるために

不動産購入は、人生でもトップクラスの大きな買い物です。
「勢い」や「憧れ」だけで決めると、後悔がつきまといます。

今回紹介した私の失敗談が、これから家を買う皆さんの参考になれば幸いです。
どんな小さな疑問でも、「これって本当に大丈夫かな?」と思ったら、遠慮なくプロに相談してください。


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こんにちは、本気不動産の佐藤です。

今回は「住宅ローンの返済計画とリスク管理」について、ちょっと本音で語っていきます。

「家を買う=住宅ローンを組む」というのがほとんどの方の現実ですが、甘く見ていると後で泣きを見ることになります。夢のマイホームが、悪夢のローン地獄にならないように、しっかりとした返済計画とリスク管理が超重要なんです。


年収と借入額の関係|借りられる額≠返せる額!

まず、住宅ローンを組むときに真っ先に気になるのが「どれくらい借りられるの?」って話ですよね。

例えば、年収700万円の方が5200万円借りると、年収比で約7.4倍。これ、金融機関的には“問題なし”とされる水準です。中には、年収の8倍〜10倍まで貸してくれるところもあります。

でもね、「借りられる金額」と「無理なく返せる金額」は別物です。

住宅ローンの返済比率の目安は年収の30%〜35%。年収700万円なら、年間210万円、月々約17.5万円。ここに生活費や子どもの教育費、車の維持費なんかも重なってくるわけですから、「返せる額」で考えるのが基本です。


金利と返済期間でここまで違う!シミュレーションは必須

ローンの返済額って、金利と返済期間で大きく変わります。

たとえば、**40年ローンで金利0.5%**だったら月々12万円くらい。でも、金利が2%に上がったら? 月々の返済はグッと上がり、家計を直撃します。最近の低金利時代に甘えて長期ローンを組む人も多いですが、「今後金利が上がる可能性」をちゃんと頭に入れておかないと危ないです。


審査基準と年齢制限|35年ローンで通しやすくなるワケ

住宅ローンの審査では「返済比率」が大きなカギになります。30%を超えると審査は厳しくなりがち。

そんな時、35年ローンなど長めのローンにすると、月々の返済額が下がるので審査が通りやすくなるケースも。ただし、ローン完済年齢には要注意。多くの金融機関では、75〜80歳までに完済する必要があるため、若いうちに組んだ方が圧倒的に有利です。


収入の変動と返済リスク|人生は想定外の連続

ローン返済のリスクって、じつは**金利よりも「収入の変動」**だったりします。

・転職や病気で収入が減る
・離婚や介護など家庭の事情
・共働き前提で計画していたのに、配偶者の収入が落ちた

…こういうの、誰にでも起こり得ますよね。

さらに、病気で働けなくなるリスクもある。団体信用生命保険(いわゆる「団信」)があるとはいえ、すべての病気に対応しているわけではありません。保険の内容はしっかり確認してください。


定年後の返済どうする?|「退職金で一括」「住み替え」もアリ

若いうちに住宅ローンを組んだ人は、60歳くらいで完済できる可能性が高くなります。逆に、40代で35年ローンを組むと、定年後も返済が続くことに。

この場合、選択肢としては:

  • 退職金で一括返済

  • 家を売ってコンパクトな住まいに住み替える

といった方法もあります。いずれにせよ、「定年後の返済戦略」は事前にシミュレーションしておくのが吉です。


返済不能のリスクと対策|破綻する前にできること

実際に住宅ローンで**返済不能に陥る人は約10%**と言われています。

主な理由は:

  • 離婚

  • 病気

  • 収入の減少

  • 親の介護

など。怖い話ですが、現実として起こっていることです。

じゃあどうするか?

  • 返済比率を25%程度に抑える

  • ローンは長めに設定して月々の負担を軽くする

  • 将来の修繕費や車の買い替えなど、他の支出も想定しておく

こういうリスクヘッジをしておけば、多少の想定外にも耐えられます。


住宅ローン控除をうまく使う!

忘れちゃいけないのが住宅ローン控除。ローンの期間が10年以上あると、所得税の控除が受けられる制度です。

変動金利を選ぶか、固定金利にするか。これによっても将来の返済額や控除効果が変わるので、総合的なプランニングが大事になります。


まとめ|住宅ローンは「人生のプロジェクト」

住宅ローンって、単にお金を借りる話じゃありません。人生設計そのものです。

どれくらいの家を買うか、どう返すか、どんなリスクに備えるか──。

「無理なく返せる」ってのが、最強の住宅購入術です。焦らず、でもしっかり準備して、納得のいく家づくりをしていきましょう。

気になることがあれば、いつでも本気不動産の佐藤までご相談くださいね!

 

 

こんにちは、本気不動産の佐藤です。

家探しってワクワクする反面、迷いやすいポイントもたくさんありますよね。
「ここもいいけど、予算オーバーかも…」「場所がちょっと妥協すれば…」なんていう気持ち、よくわかります。
でも、住宅購入って人生でそう何度もあることじゃないですし、一度の選択が家族の暮らしを左右します。

だからこそ今回は、**「ここだけは妥協しないで!」**という5つのポイントを、本気で語らせていただきます。


1. 住宅購入では「予算設定」がすべての土台

✅ まずは予算を明確に

家探しの最初のステップ、それは**「現実的な予算の設定」**です。
「ちょっと背伸びしても、いい家に住みたい」…その気持ちは分かるんですが、予算を超えて家を買うと、後々の生活がカツカツになることも。

しかも、一度高額な物件を見てしまうと、目が肥えてしまって、それ以下の物件に魅力を感じにくくなるんですよね。

✅ 不動産担当には“1割低め”がコツ

ちょっとした裏技として、不動産屋に伝える予算は実際の予算より1割ほど低めにしておくのがおすすめ。
その分、リフォーム費や諸費用に余裕を持たせられるし、結果的に「無理のない家選び」につながります。

✅ 予算オーバーしそうなら、条件を工夫

「どうしてもこの価格帯じゃ無理かも…」というときは、リフォームで理想に近づける物件や、少しエリアを見直すのもアリ。
ただし、予算オーバーには慎重に!条件の優先順位を見直すのも一つの手です。


2. 「場所選び」は一度ブレると戻れない

✅ 立地の妥協が目的のズレに

「ちょっと駅から遠いけど、広さはあるし…」なんて妥協、してませんか?
でも、通勤・通学、買い物、周辺環境…住んでみたら「思ってたのと違う…」ってなることも多いんです。

物件選びで一番最初に決めた「場所」は、それだけ意味があるはず。
「なぜその場所なのか?」を明確にして、そこだけは譲らないことが重要です。

✅ 妥協するときは“理由”を忘れずに

どうしても物件数が少ない、価格が合わない場合は、範囲を広げたり価格を調整したりするのも選択肢
ただし、「何のためにその場所を選んだのか?」という初心を忘れずに。購入の目的がブレると、後悔する可能性が高いです。


3. 「広さと間取り」は妥協しないほうがいい

✅ 間取りの希望は最優先

実際に暮らし始めてから、「やっぱりリビングが狭かった…」「子ども部屋が足りなかった…」という声、よく聞きます。

広さや間取りは、生活の快適さに直結する部分。
土地の広さよりも、建物の使い勝手(間取り)にこだわるほうが、日々の満足度は上がります。

✅ 築年数と構造も要チェック

築年数によって、耐震基準や建物の性能が異なります。
特に2000年以降の物件は、耐震性や断熱性が改善されているので安心。
古い物件を買う場合は、リフォームの費用と内容も含めて慎重に判断しましょう。


4. 「条件設定」は後悔しない家探しのカギ

✅ 曖昧な条件が一番危ない

「なんとなくこれくらいの広さ」「駐車場があればいいかも」…そんな曖昧な条件だと、結局どこかで妥協して後悔しやすいんです。

だからこそ、最初の段階で「絶対に外せない条件」を明確にして、優先順位をつけておくことが大切。

✅ 家族で話し合って条件整理

特に、家族で暮らす家なら、家族全員の意見をしっかり取り入れることが重要です。
「駐車スペースは2台分ほしい」「収納が多い方がいい」「キッチンの設備は最新のものがいい」など、具体的に挙げてみましょう。


5. 最後に…「購入理由」を忘れずに

✅ 家を買う“理由”はブレないように

家探しを続けているうちに、「あれ?何のために家を買うんだっけ?」って分からなくなる人、意外と多いんです。

「子どもが生まれるから、広い家が必要」「賃貸では手狭だから、持ち家を」など、最初にあった明確な理由を忘れないこと
理由がズレてしまうと、買った後に「こんなはずじゃなかった…」という不満につながります。

✅ メモして、定期的に見直そう

自分たちの購入理由を紙に書いて、目に見えるところに貼っておくのもおすすめです。
家選びに迷ったときの“軸”になってくれますよ。


まとめ|「後悔しない住宅購入」は、妥協しないところを明確にすること

いかがでしたか?
住宅購入は、何かを選ぶときに何かを捨てる作業でもあります。
でも、捨ててはいけない“自分たちの本音”がどこにあるかを見極めることで、後悔しない家選びができるはずです。

妥協していい部分と、絶対に譲れないポイント。
それをしっかり見極めて、あなたとご家族にとって最高の住まいを見つけてください。

本気で家を探したい方、本気で悩んでいる方、いつでもご相談くださいね。
本気不動産の佐藤でした!

 

 

こんにちわ
「本気不動産」の佐藤です!

 

桜が満開になりました!

まだ蕾が少し残っていますが今がピークですね

 

朝撮影して、すでに少し萎み始めています・・・

あっという間ですね