フジテレビ「とくダネ!」への取材協力~ストーカー調査~ | 氏家探偵事務所のブログ

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氏家探偵事務所、氏家です。

12月10日から4日間に渡りフジテレビ「とくダネ!」で放送された特別企画
「現代社会に潜む病 ストーカーの闇」へ取材協力をさせて頂きました。

テレビで特集が組まれる程、現在問題になっているストーカー被害。
その中でもあまり表立って話題にならない「女ストーカー」。過去に当探偵社が
調査し証拠を押さえ、警察へ資料提出し犯人逮捕に至った事案を実際の証拠映像と
共に被害者男性へのインタビューを交え放送されました。

被害者の男性、加害者の女共に現在は各々生活をしており、事件後から現在まで
ストーカー行為の再発はされておらず、解決済みの事案として取材協力に至りました。

事件から3年以上経ち久しぶりに被害男性にお会いしたのですが、未だにストーカー
の呪縛から解放されておらず、引越をしそれでも周囲を警戒したり、通勤ルートや
行動経路を無意識のうちに変えていたりしているとおっしゃっていました。

解決し月日が経過しても尚、いつか居場所が知られまたストーカー行為が始まるかも…
そんな風に怯えながら日々生活されている被害者の方の現状を目の当たりにし、改めて
この問題の根の深さを再認識させられました。


そもそも何故「女ストーカー」は表面化しにくいのか?
それは女性と比べ男性の被害意識が低い点、関係が浮気や不倫などの自らにも非があり
縺れの原因や非が男性側にある場合が多い点が挙げられます。

ストーカー行為や嫌がらせ行為は、その行為を行っている本人自身ですら気が付かない
程、徐々に過激に悪質になっていくものですが、初期の段階でそれ自体に気付く男性は
ほとんど居ません。
嫌気がさしても、「そのうち終わるだろう」などと安易に捉えたり「いい加減にしろ」
などと逆ギレしたり。それでも関係が関係なので、なかなか周囲に相談することも
出来ず「これはヤバい」と感じた頃には時既に遅し…加害者の感情は愛情から憎しみへ
と変わっていることもあり、復讐に近い状況に。
自身では手に負えなくなり、そこでやっと事の重大さに気が付き行動に出るようです。

女ストーカーの場合はこれでもかという位とことん突っ走る傾向にあり、その分男が
ストーカーの場合より証拠を押えるのに比較的早い段階で揃う傾向にあります。
そして、何らかのお咎めがあると我に返りストーカー行為をスパッと終わらせることも
多く、再犯率も比較的低いです。
その反面、男ストーカーの場合は、警告や禁止命令が出ても尚続ける場合が多く、
再犯率も高い傾向にあります。
恋愛でも同じことが言えますがに、女性は一度見切りをつけると過去を引きずらず前へ
進みます。一方男性は女々しくも尾を引き、踏ん切りがつくまでやや暫く掛かります。

今回の取材を受けて、当探偵社の懇意にして頂いている警察関係者の方へお話をお伺い
しましたが、一昔前とは違いストーカー事案やDV事案、近隣トラブルなど民事の問題
にも積極的に動く努力をされているということでした。
その反面、増加傾向にある事件に加え更に民事にも対応することになり、抱える事案は
これまで以上に膨大になっているのも事実で、実際に一つの事案に集中することはなく、
証拠収集することもほぼ難しく、証拠が揃っていて初めて動き出せるとのことでした。

警察は24時間被害者へ張り付いてもいられませんので、証拠収集も個人で動かなくて
はならず、最終的には自分の身は自分で守ることになります。
証拠があれば警察を含め法的機関は動いてくれます。
しかし、ストーカー被害の証拠は被害者本人が証拠を集めることは精神的にも辛く酷な
ことです。
更にストーカー被害やDV被害は、元夫婦や元交際相手など極めて身近であった人物を
犯罪者としなければならない為、穏便に済ませたいとか犯罪者にしたくないといった
場合には警察が関与することは出来ません。

放送された4日間の中で全く放送はされませんでしたが、今回取材を受けさせて頂いた
経緯には理由というか、どうしても伝えたいことがあったからなのです。
現在進行中である別件のストーカー被害の調査をテレビ局の方に1週間程密着されて
いました。
加害者が現れ、被害者宅付近の周回を確認するのみに留まり番組的、画的には・・・
だったのでしょう。しかしこういった状況がとても多い事案なのです。

被害者は女性、加害者は過去にストーカー規制法による逮捕・警告を受けている男の
再犯ストーカー事案。しかし被害者は復讐を恐れ告訴を取り下げています。

警察庁が公表している平成23年度のストーカー行為の統計を見ると一目瞭然です。
ストーカーの相談等々の件数は14618件、警告が出されのは1288件で全体の
1割にも満たない状況、ストーカー規制法での検挙は205件です。
この数字が表しているのは、被害の相談や被害届の件数は多いものの、警告等のその
先に進まないということは、ストーカー規制法での検挙の難しさもありますが、
被害者自身が復讐を恐れることと親しかった相手を犯罪者にしたくないという心理が
あるということです。
実際に被害者は先々を考えると刑事罰を与えずに解決したいと思っていますが、警察
機関は告訴しなければ動けない側面があります。

もう一点は先に挙げた精神的な証拠収集の過酷さ。
私たちの様な調査会社が犯罪被害の証拠を押さえること自体世間にあまり知られて
いない状況もあります。
実際に相談件数は多いけれど依頼になるのは相談件数の2割程。
そのほとんどがある程度金銭的に余裕のある生活をしている方か調査費用等を援助
してくれる方がいるという現実。
決して安くない調査費用。諦めて自ら引越を選ぶ被害者も多いのが事実です。
当探偵事務所では調査費用を可能な限り抑え格安で調査を実施したり、分割払いにも
対応させて頂いてはおりますが、本当に困っている被害者には救済を目的とした
法的機関で言うところの「法テラス」のような国が費用を立て替えてくれる機関が
あっても良いのではないでしょうか。

当探偵事務所では、他社様では積極的にお受けしてくれない事案にも真摯にお話を
お伺いし、解決に向けた調査・対策を熟慮し皆様のお役に立てるよう尽力致します。
ストーカー被害は早期対処が早期解決には大変重要です。
お困りのことがございましたら、どんな些細なことでもご遠慮なさらずいつでも
お気軽にお問い合わせ下さいませ。
詳しくはストーカー調査・犯罪被害対策をご覧下さい。





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