久々の内房線



やっぱり景色を見てわくわくするのは内房線だと思う。





浪人した時、塾でちょっとだけ話したことがある鉄道オタクの男の子が言っていた


ぼくは内房線が好きで、この前も乗ったんだよね。



その時、私はふぅんと言っただろう。
その前に内房線とはなんぞやと。


なんせ鉄道と言えば、都心のやつしか知らなくて、どれもただ、人を運ぶだけの乗り物くらいにしか思っていなかったから。


でも、今の私だったら、激しく共感してぺらぺらといつもの調子で話したであろう。



私の人生の中で
もし、あの時ああだったら
と思うことがよくある。



もし、大学の巡検で浜金谷に行かなかったら

もし、違う大学に入学してたら
もし、浪人してなかったら
もし、高校が別の高校だったら

そうだったら内房線に乗ってないかも。


きりがない


これは一見何の意味もない作業で、
でも今の自分があるのはこういった過去があるからだ
と当たり前だけどしみじみ思ってしまう。
そして、よかったよかったと自分の今までを納得する。



内房線に出会えて良かったよ
夏の日差しを浴びながらそんな大袈裟なことを思っていた。


海が見えてくる
鏡に反射して光ってるみたいに眩しい。


あのカフェ見えるかな
と以前行ったカフェとか場所の名前を言われる度に、私は左見右見するけど決定的に見ることができない。


そうやってキョロキョロしてるうちに着いてしまったよ、館山




降りたら当たり前だけど暑かった


海沿い
ヤシの木みたいのがぽつぽつと立っていた


海風が強かった
勝浦の時よりはましかなー
と言いながら、砂まみれになったあの時のことを思い出した。


日陰のない道

診療所のような建物にそのカフェはあった



cafe TSUMUGI(館山)

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中に入り急で狭い階段を登る

みしみしと扉が開く
ブラインドから夏の日差しが差し込んでいた。
海、見えないやん
正面にはカウンターがあり、左手にソファ席が3席ほど。

ブラインドからそっと外を覗く
クリーム色のベランダの奥には夏空と共に東京湾が見えた

暑いから、ソファに座るとなんとなく不快だったけど、そのうちに居心地がよくなってしまった。

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ケーキを食べながら、ひたすらご飯に何を食べるのかあーだこうだ言っていた。
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そば食べたいね
ってなって、ひたすらそば屋を探していたら、
そろそろ時間なんで
と追い出されてしまった。

帰りも同じ道を歩いた。
日が長くなったなー
ぼーっと浮かぶ船がゆらゆらしてるのを、
ぼーっと横目で見ていた
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世の中には知らないことがたくさんある。
偶然知ることもあれば知らないままでいることもある。
そういった偶然または縁みたいなものをこれからも大切にしていきたいと思った。

内房線に乗って海を見に行くと、夏はいいものだな
とすっかり好きになってしまった。


あの鉄道おたくの男の子と一緒についてきてくれる友達に感謝感謝です