1984年7月の全米TOP100より

DANCING IN THE DARK/BRUCE SPRINGSTEEN

6/30-7/21 最高位2位

「アップテンポのシンセが演出する物悲しさ」

 

 

 

 

 

 

 

1949年アメリカ・ニュージャージー生まれ、

10代半ばから音楽活動を始める。

1973年にデビュー。

デビュー当時はシンガーソングライターとして売り出されたが、

本人はロックンローラーとしての活動に拘る。

 

 

 

アルバム2枚までは不発に終わるも、

ライブサーキットで徐々に評価を高め、

サードアルバム「BORN TO RUN」が全米3位とブレイク、

5枚目アルバム「THE RIVER」で1位を獲得する。

 

但しシングルのセールスは、

アルバムほどではなく、

THE RIVERからのシングル「HUNGRY HEART」が5位、

唯一のTOP10ヒットとなっていました。

 

 

 

この「DANCING IN THE DARK」は、

通算7枚目のアルバム「BORN IN THE USA」からのファーストカット、

過去6枚使わなかったシンセサイザー効果的に使い、

4週連続2位と本人最大のヒット曲となりました。

 

正直このキャッチーなシンセのリフには、

最初はびっくりしたというか

「ちがうだろ~」という感覚がありました。

 

 

ですが結局このヒトのボーカルの熱さは、

シンセが乗ろうがアカペラだろうが、

その熱さ力強さがある限り、

このヒトの曲になる。

 

 

寧ろこのシンプルなシンセの、

同じリフの繰り返しに、

このボーカルが乗ると、

力強さにどこか哀愁感が乗り、

(元々哀愁は同居しているボーカルだと思うのですが、増幅される感じ)

アップテンポなのに何だこの物悲しさは…

 

というかこれサビの歌詞がね、

火花がなきゃ火は点かない、

闇の中で踊ってるようなもの…

 

うわ空しいこれなんだこれ、

そんなところにも刺されまして、

てことでシングルで買いましたコレ。

 

 

 

そして気づけば、

あのリフが頭の中で鳴り響くのです。

名曲♪

 

 

DONQ☆SYKES