今年のひやおろしの初観測日から3週間が経過。
西荻窪三ツ矢酒店のショーウィンドーは、日々秋色に染まってきています。
ひやおろし愛好家のわたくしとしては、どの酒も美味そうで目移り。イヤッホー!
今日は、宮城県石巻市の銘醸・墨廼江酒造が、福井県産五百万石を宮城酵母で醸した名酒。
税抜 2,750円。
ひやおろしといえば、旨みノリノリで、味わい深いというのが特徴。
でもこの墨廼江さんのひやおろしは、さすが、宮城が誇る最高の食中酒、さっぱりとした和食のゴハンにあいそうな、キリリとした味になってます。
辛口といえば辛口。
でも、そこはひやおろしの華やかさが二段階でふわっと漂う、ツウ好みの味です。
私はおこちゃまの酒飲みなので「THEひやおろし」という少し大げさな感じの、バリ旨口のひやおろしが好みなのですが、この墨廼江は、酒の味がわかる方には、シブくって、大人気の秋酒だと思います。
酒の肴は、大根とスルメイカの煮物。
大根とイカを煮るレシピ、たくさんのバリエーションがあるのですが、土居先生のレシピ。
イカをさっと煮て取り出したりしないで、大根と一緒にことことと煮ること40分。
イカの香りと味が大根にシミシミになり、冷めたほうがむしろ美味いレシピ。
ゆるゆると秋の酒を飲むにはぴったりの酒の肴です。
墨廼江酒造さんの他のお酒: