山形県にある「大山」をイメージした加藤嘉八郎商店の夏のにごり酒、その名も「大山 夏の雪 特別純米辛口にごり酒」です。

この夏酒は、いろいろと定石(セオリー)をはずしにきている感じがします。

 

定石はずしの3要素:

 

①ラベル:無地ラベルに「光るデザイン文字」的な、イマドキラベルの真逆。全面イラストの大きなラベル。かつ、夏なのに、なぜか雪だるまのイラスト。

 

②コンセプト:夏酒コンセプトなのに、「にごり酒」って。見た目だけだと、舌にまとわりついて、夏に不向き?と思われそう

 

③味:飲んで見ると、さすがに「夏のにごり」と銘打つだけあって、にごりなのに「爽やか」。にごりなのに「サラっ」としてる。

不動のテッパン夏酒、京都の玉川酒蔵「アイスブレーカー」のように、氷を入れて飲んでも良さそうです。

 

実は、お店で見た時は上記①と②の要素が頭をよぎり、購入対象外だったのですが、なにしろワタクシは無類の「東北の酒好き」。

山形の酒にまずいものなしの信条で、購入したら、「肩透かし」的に旨かった訳です。

 

何より「はずしにきてる感」は、数量限定という事もあり、本格的な夏になる前に、売り切れてしまいそうな点です。

まだ梅雨すらあけてませんよ〜!加藤嘉八郎さ〜ん!

 

今日の料理酒(りょうりしゅじゃないよ、お料理しながら飲むりょうりざけ)は、もちろん「夏のにごり酒」。

酒の肴は「オクラのごまみそ和え」。

今年の梅雨は、雨の日が多い「ちゃんとした」梅雨です。

ウチの坪庭には、白の紫陽花が咲いています。