便宜上タイトルに子ガエルと書きましたが、カエルの子はオタマジャクシです(・ω・)
ことわざに「蛙の子は蛙」というのがありますが、これに「カエルの子はオタマジャクシだろ!」とツッコミを入れているのを見たり聞いたりした事があります。
残念な人です。
戯れ言でした(・ω・)
卵から育てるプロジェクト
去年から始めました。
去年はモリアオが産卵する場所で、たぶんモリアオだろうと思われるオタマを数匹と、やたらデカいオタマを2匹捕獲しました。
やたらデカいのはトノサマ(ダルマ?)でした。
最強オタマ時代は難なくクリアして、みんな無事に子ガエル(便宜上)になりました。
でも、原因不明で次々と星になって行き、最終的に全滅させてしまいました…。
その時は考えられる原因が餓死くらいしか無かったので、そう結論付けました。
子ガエルは成長期なので、思ってた以上によく食べるのだろうと。
そして今年です。
結論から言うと、今年も次々と星になってます…。
去年を踏まえて今年は給餌を増やしてます。
コオロギを多めに買って来て与えたり、そこら辺で虫を捕獲して来て与えたり。
それでも星になって行きます…。
カエルにも色んな性格があるようで、餌をよく食べる奴もいれば上陸してからまったく食べようとしない奴もいます。
目の前を虫が横切ろうが見向きもしない奴がいて、そいつは餓死の可能性が高いとは思うのですが、餌をよく食べる奴も星になる…。
上陸したてのアマガエルとシュレを2匹ずつ別のケースで飼育してたのですが、1番餌を食べるシュレ以外の3匹も星になりました。
星になった3匹も餌は食べてたのですが…。
どうやら餓死だけでは無さそうです。
他に考えられる原因は溺死です。
樹上性のカエルは泳ぐのが苦手で、上陸の時に溺れる事はよくあります。
上陸に成功しても、水分補給などで水に入った時に今度は陸に上がれず溺死…なんて事もあります。
今回、上陸に失敗したっぽい個体もいました。
なので上陸後は水分補給の為の水入れを用意して、その水入れの中にペーパータオルを折って入れたり、ろ過ウールを入れたりしています。
そのろ過ウールの上や、水入れの外で星になっているので溺死でもない。
もしかしたら、乾燥し過ぎなのかもしれないと考えました。
まだ小さいカエル達は運動能力が低いので、水場にたどり着けず脱水症状になるのではないかと。
なので昨日、水を張る飼育方法に変えてみました。
飼育ケースに5cmほど水を張り、ショップで処分品になっていたミニポット入りの水上葉の水草を放り込み、まわりに小石を置き陸にしました。
ちなみに処分価格で300円の水草と
河原で拾った小石です(・ω・)
溺死のリスクを少しでも低くしたいので、陸じゃない水の部分にはアナカリスを入れました。
水草を入れる事によって、水質の悪化を遅らせる効果も狙ってます。
カエルの糞尿や皮膚を覆う分泌物で水草が枯れやすいので、処分品&どんどん増えるアナカリスです。
↑今朝の様子。
子ガエルが潜んでます。
1日経ちましたが、みんな元気そうです。
放り込んでおいたコオロギもいなくなったので食べたようです。
しばらくこれで様子見。
今年も次々と星になりだしたので改めて色々とネットで検索してみたのですが、気になる内容を見付けました。
もしかしたら、これも子ガエルが星になる原因の1つかもしれません。
羽アリです。
羽アリはよく動くので、カエルたちの反応がいいです。
コオロギ程の素速さは無いので、子ガエルたちも捕食しやすいようです。
羽があるので捕獲や給餌の際ピンセットでつまみやすいです。
アリの体は硬くタフなので、余程強くつままない限り体をつまんでも平気です。
何より、子ガエルたちが食べれる大きさなのが良いです。
欠点はコオロギと違って飼育ケースの側面を登れるので、フタの隙間から出ます。
放り込んで放置は出来ません。
何かと便利な上に今年は羽アリが大発生しました。
なので、コオロギと並ぶメイン級の餌でした。
ですが…
アリ(羽アリ)には微量・微弱ながら毒があるそうです。
分類上、ハチの仲間らしいです。
知らんかった(゚Д゚)
なので、一応お尻に針があったりするそうです。
知らんかった(゚Д゚)
ハチの針と毒が退化?進化しなかった?種がアリだそうです。
なのでたいした事ないそうですが、それは人間目線の話です。
小さいカエル達にとってはどうなのか分かりません。
とは言っても、うちのアマガエルのジャッキーが子ガエルの頃に羽アリを食べさせてました。
なので個人的には、羽アリが子ガエルたちが星になる決定的な原因とは考え難いです。
(ジャッキーの写真を撮って載せようかと思いましたが、昨日餌を吐き出して様子見の状態なのでまたの機会に…
無事なら…(´・ω・`) )
で、可能性が高そうな原因を見付けました。
アリガタバチ
→アリガタバチ(Google)←
見た目がアリ(羽アリ)と似ているハチです。
アリと同じように羽があったりなかったりするようです。
ハチなのでアリより戦闘力が高い、毒も強いらしいです。
そんなのがいるなんて知らんかった(゚Д゚)
羽アリのつもりでアリガタバチを餌として与えてたのかもしれない…
生き残っている子ガエルは、運良くアリガタバチを食べてないからなのかもしれない…
自然は厳しいですが、うちの飼育環境も厳しいって事ですね…orz
画像で見たところ、アリとアリガタバチを見分ける自信ないです(´Д`)
何かと便利で今年は大発生している羽アリですが、カエルの餌にするのは諦める事にしました。
飼育環境と餌の問題。
それぞれが決定的では無いものの、それぞれの問題が合わさった結果、星になる可能性を高めてるんだろうという結論です。
子ガエルの飼育方法の正解はまだ分かりません。
正解があるのかも分かりません。
でも正解に近い答えはあるはずです。
「失敗は成功の元」と言いますが、飼い主が答えに近付く為に命が失われてると思うとやるせないです…(´・ω・`)
ペットのほとんどは
人に飼育されることにより
外敵から襲われることも
エサの心配もなくなる…
しかし…
その代償として
己の自由を失うのだ……
飼育しているのであれば
最低限の保障…
天寿を全うするまでの命は保障してやれ
それが出来なければ
動物を最初から
飼育しようとするな
心の師である榎稲
穂氏の言葉です。
「天寿を全うするまで」にはまたまだ遠そうですが、せめて厳しい自然よりは優しい環境で生活してもらいたいと思います。