【モリアオガエル】卵から上陸まで | 蛙と魚が日常(・ω・)

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1匹のアマガエルをきっかけに飼育を始めた。
カエルやらイモリやら魚やら。
アクア、アクアテラリウム(・ω・)
あと釣りも。
そんな感じで。

モリアオガエルを卵から育ててみたい(`・ω・´)


と、いう事で6月始めに某所へ卵塊を採集しに行きました。

ちゃんと水面上に産み付けられたやつは採集しにくいし気が引けるので、畦に産み付けられたやつにします。

大雨でも降らんとオタマたちが水場に辿り着けんやろ…
って場所に産み付けられた卵塊です。


飼育ケースに5cmくらい水を張り、側面に吸盤でくっつけるタイプの石けん置き的なやつを水面上に取り付け、その上に卵塊を乗せて準備完了。

1日1~2回、軽くシュシュっと表面が湿る程度に霧吹きします。

約1週間で孵化するみたいですが、持って帰ってから3日程でオタマが卵塊から出始めました。

採集した時点で産み付けられてから4、5日目の卵塊だったようです。


1日待って翌日。

石けん置き(的な?)やつは外し、卵塊を直接水に浸けて霧吹きしまくる。

大量のオタマたち…

ざっと100匹は居そうです(・д・)

まだお腹には卵の黄身?を抱えてます。

そのまま数日、その黄身がなくなるまで放置。

その間、餌を食べ始めた個体は溶けかけた卵塊を食べてます。


水が汚れてきたので飼育水を全換水する事にしました。

オタマはめっちゃ強い!

なのでオタマごとザルにザバーっと流して、飼育ケースを軽くすすいで水を張り、ザルごと浸けてオタマを戻します。

その作業の間は水に浸かってない訳ですが大丈夫!

オタマはめっちゃ強い!

魚を飼う時のような装置やらはいらない。

水面から口を出して直接空気を取り込んでます。

オタマはエラ呼吸と言われてますが、実は肺呼吸もしてるのか?

もしくは口から取り込んだ空気をエラに送って呼吸してるのか?

詳しい事は良く分からないですが、ブクブクポンプなんかなくても大丈夫。

水の汚れにも強いので、ろ過装置やらもいらないです。

多すぎない数を少なすぎない水量で飼えばの話ですが。

と、いう訳でほとんどのオタマたちは卵塊を採集した場所に放しました。

100匹のオタマは飼えても、100匹のカエルは飼えないので(-_-;)


水の汚れに強いので餌は多めで、上陸までの約1ヶ月間で全換水を2回しました。

オタマは大丈夫でも臭いで飼い主がやられるので(´Д`)

あ、カルキ抜きも必要ないですね。

水道水で問題ないです。


で、手元に残した方のオタマの話です。



↑残したオタマの中の1匹。


尻尾が折れてます。

厳しい自然じゃ生き残るのは到底無理そうなので残しました。

ちゃんとカエルになれるのか心配です。


とにかく泳ぐのが下手です。

餌はキョーリンの川魚のエサを与えてたのですが、バタバタと思いっ切り左右に振れながら泳ぐのでエサが離れて行きます(´Д`)

泳ぎをやめて止まった場所にたまたま餌があったり、他のオタマが泳いだ水流で口元に餌が来たりで、まったく食べれない訳ではないようなので特に何もしませんでした。

まわりのオタマより成長が遅く、この写真を撮った時点で他のほとんどのオタマは上陸してました。

こいつはまだ後ろ足が生え始めたとこです。

数日後…

後ろ足が完全に生えて、手も生えそうになってました。

その翌日…

上陸してカエルになってました(゚Д゚)

問題の尻尾もほとんど吸収されて、体色もほぼ緑に。

成長が遅いと思っていたら、最後だけ早過ぎ!

手が生えたとこ見てないし、だんだんカエルっぽくなって来て
「そろそろ上陸するな。
 ちゃんと上陸出来るのか…」
っていう心配期間もなし。

ある意味飼い主思いなやっちゃな(・д・)



↑カエルになりましたけど何か?


オタマはめっちゃ強いのに、カエルになった途端に弱くなります。

ある程度の大きさに成長するまでは特に弱い。

謎の急死や事故死が起きます。


長くなったので、その話はまた(・ω・)