■みどりの引越し
■提案者
武藤隆/名古屋建築会議・NAC
■提案場所
すべてのどんぐりひろば
■提案の概要
愛知万博開催決定後、オオタカや環境問題などでの紆余曲折があり、
現在の会場計画に落ち着いたのは広く知られるところだが、
その瀬戸会場の面積に匹敵する空地が名古屋市内にあり、
ほぼ放置されていると言ったら驚きだろうか?
何も工場跡地や再開発用地というわけではなく、どんぐりひろばがそれである。
この全てのどんぐりひろばにクローバーなどの種を蒔き、
愛知万博瀬戸会場と同じだけの面積を緑化し、
日常的に使われることが少なく、地域の中で忘れ去られた貴重な空地を緑化することで再生する。
つくらなくても良かったかも知れない場所につくられ、万博会場として使われる瀬戸会場と、
何かをつくろうとしないことで結果的につくられ、万博が行われていても一切使われないどんぐりひろば。
この2つの15haの「自然」を比較することで、
つくる事とつかう事の意味を問いかける提案である。
■リサイクルステーション@どんぐりひろば
■提案者
武藤隆/名古屋建築会議・NAC
■提案場所
000.ごみ指定収集場所となっているどんぐりひろば
■提案の概要
どんぐりひろばの前が、ごみや資源ごみの指定収集場所となっているところは結構多い。
それならば、集めるだけでなくもう少し発展させて、
どんぐりひろばをリサイクルステーションとしてしまおうという提案。
例えば、生ごみをコンポストに入れて新たな土壌にし、
そのどんぐりひろばに土として返す。
さまざまな資源ごみは、24時間ステーション内のポストに入れることができるようにし、
単身での都市生活でごみ捨てすらままならない人たちにも、
利用することが出来る。
■ミステリーサークル@どんぐりひろば
■提案者
明石裕伸/名古屋建築会議・NAC
■提案場所
000.あちこちのどんぐりひろば(ただしループ上)
■提案の概要
ある日、突然あるどんぐりひろばにミステリーサークルが現れる。
次の日、そのどんぐりひろばに行くとミステリーサークルは姿を消している。
ところが、すぐ近くのどんぐりひろばにそのミステリーサークルは現れていた。
…
という日が続いたある日、ミステリーサークルは、
名古屋市内のどんぐりひろばに一斉に出現するのであった。
そんな、話題で持ちきりの名古屋市内に…<つづく>
■タナカアリフミ@どんぐりひろば
■提案者
タナカアリフミ/ダンサー
■提案場所
020.内山楽園
他、場所は千種区だけでなく、千種、中、東区内で選定。■提案内容
ダンサー・タナカアリフミさんによるダンス系パフォーマンス。
可能であれば数カ所日替わりでパフォーマンス・ウィーク
(別ロケーションで三晩連続公演とか、4週間毎週末公演・4ケ所とか・・)
など企画中。
■ぎんなんひろば
■提案者
武藤隆/名古屋建築会議・NAC
■提案の場所
000.幼児・児童が遊ばなくなったどんぐりひろば
000.老人が多くいるどんぐりひろば
■提案の概要
少子高齢化に伴い、「どんぐりひろば」で遊ぶ幼児・児童を見かけることはほとんどない。
一方、寂しそうに「どんぐりひろば」に1人佇む老人を見かけることも事実。
ならば、一部の「どんぐりひろば」を幼児・児童のものだけではなく、
老人のためのものにしてしまえばよい。
名付けて、「ぎんなんひろば」
どんぐりひろばの黄色い柵が、時間の経過とともに
ぎんなん色に変化していることも手伝って、
改修するのは、全ての痛んだ遊具を撤去し、
手摺・ベンチ・スツール類を増設するのみ。
都心に暮らす近隣老人のための日常的なサロンともなり、
喫茶店文化になじんだ名古屋の老人たちが、
そこで談笑する風景は想像に難くない。