中国で実感、日本携帯電話メーカーの凋落 | 李明的中国游記

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中国に関することなんでも書くつもりが、ときどきスイーツのことも

中国で第一にして最大の難関はやはり中国語中国でした。

ただこちらの方は、良い家庭教師ユキさん女の子4に、めぐりあえた

こともあり、順調に勉強鉛筆が進んでおりました。元々語学は好き

だったんですが、勉強の後は食事ラーメンも作ってくれるという、優しい

ユキさんのおかげで、中国語はかなり好きになっていました。

赴任当時は完全な雑音雑音だった中国語が、だんだんと言葉に

変わってきた時(3か月はかかりました)は本当にうれしかったです。


そして第二の難関と目されたのが、そう携帯電話携帯です。

日本でも当時は、かなり普及していた携帯電話ですが、

私は携帯不要論者でした。日頃は自宅と会社の往復だけだし、

通勤電車電車では使用不可、また毎日残業続きだったから使う

時間も無いというのがその論拠。加えて頻繁に連絡とりたい

友人もいませんでしたし(ノ_・。)


しかあし、駐在員は日本日本代表と常時連絡とる必要ありますから、

携帯携帯を持たないわけにはいかず、中国で携帯デビューする

ことになったんです。これは中国語並みにどうしようかしらと

心配しとりました。が、結果的には心配とは裏腹に、それほど

難しくなかったんです。こちらもユキさん女の子4少しお世話に

なりましたが、説明書本は読まなくてもよいくらいでした。

中国の携帯は世界仕様地球、つまり日本携帯のような

ゴテゴテした機能が無く、逆に言えば使いやすかったわけです。

基本は通話・短信(メール)のみ、とっても実用的です。

*当時カメラカメラ機能は、高級機種にのみ搭載されていた。


まあメールだけは、慣れるのに時間時計がかかりましたが。

漢字変換の方法が何通りかあるんですが、一般的な

変換方法は、先ずピンインを入力、それから声調を選択して

初めて変換候補の漢字が表示されるというもの、つまり

ピンインと声調が分かってないと、メールを打てないということ

になるんですね。逆に言えば、メールを打つことで中国語中国

の勉強にもなるわけなんですが。まあ、メール打つ相手もいない

ことだし急ぐ必要ないやと思っていたのは束の間。

寂しがりやの上司=蛤蟆カエルからの「夕飯お誘いメール」を

じゃかじゃか受信することになるのでした。


まあおかげで、携帯電話ケータイに対するアレルギーも無くなり、

帰任後は日本でも携帯を持つことになるんですが、中国では

無かったような訳の分からない機能が多そうで、少し心配しました。

駐在中の使用機種は、モトローラに始まり、LG・三星と

世界シェアの高いメーカー3社に触れていたので、唯一経験が

なかったノキアを選択しました。これだと基本的な機能はあまり

変わらないと考えたからです。結果、デコメが受信できないという

問題は残りますが、なんとか日本で携帯使えています。


この経験で感じたことは、日本の携帯D902isメーカーは日本という

狭い市場のために高機能携帯を開発し続けて、結果日本

でしか通用しない機種ばかり生産しているということ。

高いばかりで、その機能が使えない海外では売れるはずも

ありませんよね。現にその後の日本日本代表メーカーの状況を見て

いると販売減に耐えられないところが合従連衡せざるを

えないようになっています。きっとこれからもメーカーの数を

減らしていくことでしょう。


やはり戦略がしっかりしているメーカーが生き残ることに

間違いないでしょうが、中国中国を初めとする新興国の市場を

いかに取りこぼさないようにするかが鍵鍵でしょうね。

参考までに、2010年の携帯電話の出荷数シェアは、
ノキアが圧倒的な1位、その後を三星・LGが続いており、

このトップ3で6割以上を占めるという状況にあります。
日本日本代表メーカーはトップ10に1社も入っておらず、前途多難

といわざるをえないですね。



李明的中国游記(有時吃甜品的記録)-nokia


日本では2台続けてノキアを愛用していますが、なんとユキさんも

2台続けて同じ機種を使っています。これも一つの縁ですね(*゚ー゚*)