西日本水害、広島県に被害が集中した理由
甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨。
添付の72時間累積雨量を見ると、広島県だけが特別雨量が多かったわけではありません。
冠水が想定されていた岡山県倉敷市真備町の被害を除けば広島県の被害は突出しています。
その原因はマサ土です!
マサ土とは?(ウキペディアより引用)
《マサ土とは花崗岩が風化してできた砂(砂の土壌)である。日本では、主に関西以西の山などに広く分布している。花崗岩地帯にはマサ土が広く分布し、西日本においては特に風化が進行しやすい、降雨が少なく温暖な気候が続くという特徴を持つ瀬戸内海式気候の区域に見られる傾向がある。またその特徴から深層部ではなく地表に近い層に堆積しており、強い降雨により多量の砂が流れ出す》
日本では中国地方だけに多く見られる独特の土壌なのです。
同じ雨量で九州や高知では被害が出なくても、マサ土だらけの中国地方の山は崩れやすい特徴があるのです。
今回は土石流発生予測地点以外でも崩れています。
瀬戸内海に面した中国地方の山は崩れやすい❗️
それを意識して山が近い場所に住んでいる方は、避難勧告が発令された時点でいち早く避難して欲しいと強く願います。