誤審ではない!天皇杯二回戦のPK

(名古屋グランパス vs 奈良クラブ)


天皇杯二回戦の名古屋グランパスと奈良クラブのPK戦が再度行われることになった。

これは奈良クラブの4人目のキッカーがキックフェイントで反則となり、PK失敗とすべきところを主審が蹴り直しを指示したことによるもの。

このルールは今年改正された部分だけに周知が行き届いて無かったのだろう。


多くのサポーターが、判定がひっくり返るならあの試合もやり直せ!と思うだろう。


今回の事例は誤審ではありません❗️


誤審とは、試合中に審判が判定を誤りそのまま成立するもの。

今回のPK戦は試合の一部では無いのです。

名古屋グランパスと奈良クラブの試合は90分引き分けで終了しているのです。試合としては引き分けで成立しており、誤審もありません。

その後のPKは、天皇杯競技規定として勝者を決定するために行われた方法なのです。


【サッカー競技規則 2017/18】

第10条 試合結果の決定


2. 勝利チーム 

より多く得点したチームを勝ちとする。両チームが無得点または同点の場合、試合は引 き分けである。

試合またはホームアンドアウェーの対戦が終了し、競技会規定として勝者を決定する必要がある場合、次の方法のみが認められる:

◦ アウェーゴール・ルール

◦ それぞれ15分以内で同じ長さの前半と後半から成る延長戦 

◦ ペナルティーマークからのキック

上記の方法を組み合わせることができる。


3. ペナルティーマークからのキック

◦ 主審がキックを行うよう合図した後に犯した反則でキッカーが罰せられる場合、その キックは失敗として記録され、キッカーは警告される。


競技規則の適用を誤ったため、試合結果に影響を与える重要な部分のためPK自体のやり直しを決めたようです。


問題のキックシーンですが、キックフェイントは軸足を踏み込んだ状態でのフェイントを反則とみなします。

奈良クラブのキッカーは軸足を踏み込んだ状態でフェイントをしているため反則を取られました。


一方JリーグでユニークなPKを蹴るFC東京のディエゴ選手を見てみましょう!

ディエゴ選手は助走時のフェイントのため反則にはなりません。軸足を踏み込んでからはノーフェイントですので正当なキックなのです。