人生の停滞、過度な批判、敵意、 人との比較、不必要な屈辱感の原因 | 人間の潜在的能力の解放・鈴木清和

人間の潜在的能力の解放・鈴木清和

超深層心理レベルから人生のステージアップをサポートします。カウンセラー、セラピスト歴は28年です。

 

前回の記事で、過去に作り出した「頑張り方」のパターンの名残が残り、それが人生の停滞、過度な批判、敵意、他人との比較、不必要な屈辱感などを作り出すことに触れました。

 

その後、過去のデータを洗い直し、人工知能を駆使して分析した結果、既存の心理学では未解明だった重要な事実が判明しました。

 

一つの典型事例としては次のようなパターンが多くの人に共通してみられました。

 

・人から何か言われるとイラつく

・人の成果にケチをつけたくなる

・人にやたら批判的になる

・やたら屈辱感を感じる

 

これでは、フレンドリーになれず、人との関わりも億劫になって孤立したり偏屈になりかねないですよね。

 

これは、過去において屈辱感をバネに頑張ったことが何らかの成果に結びついた経緯があり、それがパターンとして保存されたものの名残です。

 

もうそういうやり方で頑張りが効かなくなっているのに、自分を奮い立たせようと屈辱感を作りだし続けているのです。

 

何回か個人セッションを受けられた方は、最終局面で「潜在的適応戦略」というものに行き着いたと思います。

 

数あるスキーマ(思考の枠組み、思い込み)の組み合わせの中で生い立ち過程で適応に役だったものの組み合わせが根強く残ったものです。

 

「見捨てられたくないから常に人の期待に応えようとする」

 

「見捨てられたくないから相手に尽くす」

 

「重要他者の片腕の役割を引き受ける」

 

「親密な関係を避けてひたすらスキルを磨く」

 

など色々なパターンがあります。そしてその中に、よく見られる心の働きに「過剰補償」というパターンがあります。

 

「見捨てられたくないから期待に応える」

 

「バカにされたくないから頑張る」

 

「否定されたくないから頑張る」

 

など避けたい状況の逆方向に過剰な動機づけを行うことを指します。

 

そして人は多かれ少なかれ、このような心の働きを通じて頑張り、能力の向上などを得てきた経緯があるのです。

 

その時に、見捨てられ不安、恐怖、屈辱感、怒り、自己嫌悪などの感情を動機づけに用いてきたわけです。

 

そして、元々のスキーマが解消されていたとしても、こうした動機づけのパターンだけが保存されて残り、もはや役に立っていないのに作動

し続けるケースがあることがわかりました。

 

本来古い「潜在的適応戦略」に変わる新しい「ライフストラテジー」を育てることで置き換えて行くことで古いパターンが解消されてゆくのですが、古いパターンが断片的に残り、変化を妨げる場合があることがわかったのです。

 

こうしたものを「遺物的適応パターン」と名づけました。

 

こうしたものがあると、潜在意識はわざわざ、見捨てられ不安、恐怖、屈辱感、怒り、自己嫌悪のネタを探し、事実を歪曲したり誇張してまで、それらの感情を作り出します。

 

人間の心が、愛、感謝、信頼感、自他へのリスペクトに満ちているとき、幸福度が高く、運気が良く、良い縁に恵まれてさまざまな願望が実現します。

 

そういう仕組みになっているということがますますはっきり分かってきました。

 

また時代の変化に伴い、そういう法則がストレートに現れやすくなって来ているようです。

 

しかし、なかなかそうならないのはそれらに反する思考や感情に心が占拠されているからです。

 

そうなる原因は、スキーマやトラウマかもしれませんが、それらが解消してもこの「遺物的適応パターン」が残ることで妨げられてしまいます。

 

そして、これもまた、特定することができれば、スキーマと同様な方法で消去、書き換えられることが分かりました。

 

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