こんにちは。猫藤です。
本日は「間違った試験の受け方」について書きます。
定期試験・模擬試験・英検・大学入試などなど、世の中にはたくさんの試験がありますが、どの試験もただ各科目の学力を高める努力だけをしていても、成績が上がらないことがしばしばあります。
長年受験指導をしていますが、予習・復習・宿題もしっかりやってくる、学習量も学習の質も理想的、授業中に目の前で問題を解いている様子を見ていてもしっかり解けている、にも関わらず模試に行くと思っていたより得点できない、学力と模試の結果が一致しない、という生徒がたまに見受けられます。
生徒本人は「こんなに頑張っているのになぜ成績が上がらないんだ!」と思うでしょうし、「努力しても報われないのか?」と疑問に感じるでしょうし、「一生成績が上がらないのかもしれない!」と不安にもなるでしょうし、「もう勉強なんて止めてやる!」とやる気を無くしてしまうことも有るかも知れません。
また、保護者の方々も「私の子には医学部合格は無理なのかも知れない。」などと危惧されるかも知れませんし、「もう止めてしまえ!」と子供に言いたくなるかも知れません。
でも、少し落ち着いて一緒に考えてみましょう。なぜ学力はあるのに試験で得点できないのか?各科目の学力以外に一体何が必要なのか?何を変えれば試験でもっと得点できるようになるのか?
【あなたもやってるかも? 恐怖! これが試験で得点できない子あるあるだ!】
① 試験が開始されたら迷わず1ページ目の第一問から順番に解く。
② 1問1問解けるまで諦めずにずっと粘る。
③ 時間が足りなくて取り掛かれない問題が残る。
④ 「恐らくこんなことを聞かれているのだろう」などと先入観を持ち、問題文は素早く読み飛ばすか、そもそも読まない。当然問題表紙の注意書きなどは読まない。
⑤ 余白の使い方が間違っている。余白の計算や途中式などが雑で汚い。どこに何が書いてあるのか分からない。余白の書き込みを消しゴムで全て消す。余白をまったく使用せずに真っ白なまま。
⑥ 試験終了直前に不安に駆られて無根拠に解答を書き換える。隣の頭良さげな子の解答がたまたま見えて、自分の解答と違うから不安になり、解答を書き換える。
⑦ 試験が早く終わったら、見直しなどはせずに終了時刻まで寝る。
⑧ 「徹夜で勉強したから寝不足で、試験中に気持ち悪くなって集中できなかった」などを、試験後に言う。
⑨ 「試験会場が暑かった」、「隣の人が書く音が気になった」、「机と椅子のサイズがあってなかった」などを、試験後に言う。
既に良い成績が取れている子は、ほぼ上記が当てはまらないはずです。逆に、学習量・学力が十分なのに、試験で良い成績を取れないタイプの子は、多くが当てはまるはずです。試験は水物ではありません。
すべきことをしっかりやれば必ず成績は上がります。諦めない限り、医学部合格のチャンスは必ずあるのです。
次回以降は、試験で良い成績をとるためにすべきことを具体的にお話ししていきます。
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